結論:2026年11月時点で、JDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)には「G検定の認定講座」にあたる制度がありません。JDLAが認定しているのはE資格向けの「JDLA認定プログラム」だけで、こちらは修了が受験の要件になっています。一方のG検定は受験資格に制限がなく、どの講座を使っても使わなくても受験できます。
つまりG検定の講座は、「認定されているかどうか」では選べません。判断材料になるのは、各社が公開している受講料・形式・期間・教材の中身です。そこでこの記事では、G検定の対策講座を提供している会社を、各社の公式ページに載っている受講料だけを根拠に一覧にしました。
どれが良いかの順位付けはしていません。当サイトは主催団体とも講座提供各社とも関係のない非公式の情報サイトで、特定の会社をおすすめする立場にないためです。並べた情報から判断するのは読者ご自身になります。記載はすべて2026年11月時点のものです。
結論:JDLAにG検定の認定講座制度はない(E資格とは仕組みが違う)
まず、この記事の前提になる事実を確認します。JDLAは2つの資格を運営していますが、講座との関わり方がまったく違います。
- E資格:JDLA公式のE資格ページに「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」と受験資格が明記されています。講座の修了が受験の必須条件です。JDLAは認定した事業者の一覧ページも公開しています。
- G検定:JDLA公式のG検定ページの受験資格は「制限なし」。2026年11月時点で、このページにもG検定のよくある質問にも、JDLAが講座を認定・公認する制度の記載はありません。

この違いは、講座探しのやり方そのものを変えます。E資格なら「認定プログラムの一覧から選ぶ」が出発点になりますが(E資格の認定プログラム提供事業者一覧にまとめています)、G検定には公式の一覧そのものが存在しません。各社のページを一つずつ見に行くしかない、というのがG検定の講座探しの実情です。
なお、JDLAがG検定について公開しているのは「認定」ではなく次のようなものです。
- 公式テキスト:JDLA監修の『深層学習教科書 ディープラーニングG検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版』(2024年5月刊)
- 推薦図書:JDLAが推薦図書として書籍を公開
- 学習コンテンツ紹介:JDLAの学習コンテンツ紹介ページに民間事業者のコンテンツも掲載されていますが、同ページの言葉は「ご紹介しております」であり、認定ではありません(E資格の講座についてのみ「JDLA認定プログラム」という区分が付いています)
- 受験料の割引:Coursera「AI For Everyone」の修了証提示で30%引きという制度があり、外部講座の修了が受験料に効く唯一の公式ルートです
まず押さえる試験の事実(2026年11月時点)
講座の費用を考える前に、試験そのものの費用と条件を確認しておきます。講座費はこれとは別にかかります。
- 受験資格:制限なし(どなたでも受験可能)
- 受験料(税込):一般 13,200円/学生 5,500円
- 割引:2年以内の再受験は半額、「AI For Everyone」修了証の提示で30%引き、JDLA正会員・賛助会員社に所属している方向けのクーポン
- 2026年の開催:オンライン試験6回・会場試験3回。直近の第6回(G2026#6)はオンラインで2026年11月6日(金)・7日(土)に実施され、個人申込は2026年9月11日(金)13:00〜10月29日(木)、団体申込は10月22日(木)まででした
- 合格基準:JDLAは「合格ラインおよび得点については開示しておりません」と明記しています
合格ラインが非公表である以上、「合格率◯%の講座」といった表示は主催団体の基準とは無関係です。各社が独自に集計した数字であり、集計範囲も各社によって異なります。試験日程と申込の手順はG検定の試験日程と申込、合格率の推移はG検定の難易度と合格率にまとめています。
G検定の対策講座 提供社一覧(公開受講料・2026年11月時点)
各社の公式ページに受講料が掲載されているものを、税込の受講料が安い順に並べました。順序は価格順であり、おすすめ順ではありません。
| 提供社 | 講座名 | 公開受講料(税込) | 形式・受講期間 | 公式ページに書かれている内容 |
|---|---|---|---|---|
| zero to one | JDLA「G検定」向け対策プログラム | 8,800円 | eラーニング/購入後60日 | 学習時間の目安30時間程度。ビデオ教材、確認テスト、約1,000題の練習問題、模擬試験(すべて解説つき) |
| LEC東京リーガルマインド | G検定(ジェネラリスト検定)対策講座 | 24,200円 | Web通信(PC・スマホ)/配信180日 | 全19章。オリジナル講義スライド資料(PDF) |
| アガルートアカデミー | G検定対策講座(2024 #6改訂シラバス対応版) | 27,280円(税抜24,800円) | オンライン講義 約9.5時間/視聴期限180日 | 教材はPDF配布。質問サービスは期間中10回。合格特典(全額返金)の記載あり(条件あり) |
| ヒューマンアカデミー通信講座 | G検定講座 | 29,040円 | eラーニングのみ(発送物なし)/標準学習3か月・在籍6か月 | 映像講義、講座資料、試験対策問題 |
| AVILEN | 全人類がわかるG検定対策講座 | 29,700円 | eラーニング/受講開始から6か月後の月末まで | オンデマンド講義 約13時間、Webテスト約600問。学習期間の目安 約30時間 |
| TAC | G検定試験対策(Web通信講座) | 39,600円(別途 入会金10,000円) | Web通信 全59回・約690分/受講期間6か月 | 標準学習期間3か月。2026年11月時点でキャンペーン価格31,000円の表示あり。入会金は会員番号がない場合に必要 |
| AI研究所(株式会社VOST) | G検定対策講座 | 会場受講・ライブウェビナー 53,800円/eラーニング 44,000円 | 会場・ライブは1日(10:00〜17:30)/eラーニングは視聴1年 | 模擬試験100問、PDF教材。2026年11月時点でキャンペーン価格(会場・ライブ38,500円、eラーニング0円)の表示あり |
| スキルアップAI | G検定対策 AIジェネラリスト基礎講座 | 110,000円 | eラーニング/動画共有日から1年 | 本編 約8時間+G検定対策編 約15時間、標準学習時間 約49時間。講座資料、理解度確認テスト、G検定ワード集 |
キャンペーン価格を出している会社があるため、表の金額は通常価格を基準に記載し、割引表示は備考に回しています。キャンペーンは期限付きで変わるため、申し込む時点の金額は必ず各社の公式ページでご確認ください。各社の出典URLは記事末の注記のとおり、本文中のリンク先が公式ページです。
出典(各社公式ページ)
- zero to one「JDLA『G検定』向け対策プログラム」
- LEC東京リーガルマインド「G検定(ジェネラリスト検定)」
- アガルートアカデミー「G検定対策講座」
- ヒューマンアカデミー通信講座「G検定講座」
- AVILEN「全人類がわかるG検定対策講座」
- TAC「G検定(ジェネラリスト検定)試験対策」
- AI研究所「G検定対策講座」
- スキルアップAI「G検定対策 AIジェネラリスト基礎講座」
公開受講料から見える費用の幅
上の8社の公開受講料を並べると、次のことが読み取れます。いずれも表に挙げた8社の範囲での話で、市場全体の相場を調べたものではありません。
- 幅は8,800円〜110,000円(税込)と、12倍以上の開きがあります。「G検定講座の相場はいくら」と一つの数字で言える状態ではありません。
- 8社のうち4社が24,200円〜29,700円(税込)に収まっています。Web通信・eラーニング形式の講座は、この帯に集まりやすい傾向です。
- 最安帯(1万円未満)は問題演習が中心です。zero to oneの8,800円の講座は練習問題と模擬試験が主軸で、講義動画を厚く観たい人向けの構成ではありません。
- 5万円を超えるのはライブ形式か、長期視聴・分量の多い講座です。1日で完結する会場・ライブ講座や、標準学習時間が約49時間と長い講座がここに入ります。
- 受講料のほかに費用がかかる場合があります。TACは受講料と別に入会金10,000円(税込)が必要と明記されています。

これに受験料13,200円(税込)が加わります。講座を使う場合の総額は、おおよそ22,000円台から12万円台まで、という見方になります。費用の全体像はAI資格の費用と予算の考え方でも資格横断で整理しています。
講座を使わない選択肢も公式に用意されている
G検定には認定講座制度がない代わりに、JDLAが独学向けの材料を公開しています。講座に申し込む前に、ここを見ておくと判断が変わる場合があります。
- 公式テキスト:JDLA監修の公式テキストは第3版(2024年5月刊)が最新です。シラバス改訂に合わせて版が変わるため、購入時は版数を確認してください。
- 推薦図書:JDLAが推薦図書のページを公開しています。法律・倫理分野のテキストもここに含まれます。
- 学習コンテンツ紹介ページ:無料で試せるコンテンツを含め、JDLAが紹介しているものが並んでいます。
- Coursera「AI For Everyone」:修了証を提示すると受験料が30%引きになります。受験料13,200円に対して約4,000円分の効果があり、講座の費用対効果を考えるうえでは無視できません。
出題範囲そのものはG検定の出題範囲(シラバス)、独学での進め方と時間の目安はG検定の勉強法と勉強時間の目安にまとめています。
一覧をどう読むか|価格以外に公開情報で確認できること
金額だけを横に並べると、安い講座が良く見えます。実際には中身の量と形式が違うため、同じ土俵の比較にはなりません。各社の公式ページで確認できる項目のうち、差が出やすいのは次の4点です。
① 受講期間(視聴期限)
表の8社でも60日から1年まで差があります。試験は年6回のオンライン開催があるため、視聴期限内に受験日が来るかは申し込み前に必ず合わせてください。60日の講座を申し込んで、次の試験日が90日後だった、という取り違えが起きやすい部分です。
② 講義時間と問題数のどちらに寄っているか
講義動画が約9時間の講座、約13時間の講座、本編と対策編で約23時間の講座があり、一方で練習問題を約1,000題・Webテストを約600問と打ち出している講座もあります。すでに書籍で一周している人と、はじめてAIの用語に触れる人とでは、必要な側が逆になります。
③ 質問・サポートの回数制限
質問できる回数が明記されている講座があります(例:期間中10回)。回数が書かれていない講座は、申し込み前に問い合わせて確認するのが確実です。
④ 「合格特典」「返金」の条件
全額返金をうたう講座がありますが、公式ページに条件の記載があります。合格通知書の提出や体験記の提出などが条件になっている場合があるため、条件のページまで読んでから申し込むのが前提です。条件を満たせない見込みなら、返金を前提に予算を組むことはできません。

この4点を含め、教材とあわせた選び方の基準はG検定の対策講座と教材の選び方|費用と認定の見方で詳しく扱っています。本記事は一覧、そちらは基準、という役割分担です。
企業が社員に受けさせる場合は公開受講料が参考にならないことが多い
人事・研修担当の方が同じ一覧を見るときは、注意点が1つあります。表に載せたのはいずれも個人向けの公開受講料で、法人向け・講師派遣・団体受講は別メニューになっている会社が多く、金額が公開されていません。
公開情報だけで進める場合、現実的な手は次の2つです。
- 個人向け講座を人数分まとめて購入する。eラーニング中心の講座なら、公開受講料×人数で予算が立てられます。領収書・請求書の発行方法は会社ごとに違うため、申込前に確認が必要です。
- 法人向けメニューで見積もりを取る。人数が多い場合や、集合研修の形にしたい場合はこちらになります。複数社から同じ条件で見積もりを取り、公開受講料×人数と比べるのが分かりやすい進め方です。
受験申込そのものも、JDLAは個人申込と団体申込で締切が異なります(2026年第6回は個人10月29日、団体10月22日)。団体で受けさせる場合は、講座の手配より先に申込締切を押さえてください。社内で進めるときの手順は企業がG検定・E資格を社員に取らせるときの進め方、少人数での導入は中小企業がAI資格を導入する手順にまとめています。
G検定の講座探しでよくある失敗
失敗1:講座名の「JDLA」を認定の意味だと思う
講座名や説明文に主催団体名や資格名が入っていることがありますが、それは対応している試験を示しているだけで、JDLAが認定したという意味ではありません。前述のとおり、G検定に認定講座制度は存在しません。
失敗2:「JDLA認定プログラム」の表示をG検定講座のものだと読む
E資格の認定プログラムを持っている事業者が、同じサイトでG検定講座も販売しているケースがあります。この場合、認定されているのはE資格向けの講座だけです。G検定講座のページに認定の表示があるように見えたら、それがどの資格に対する認定かを確認してください。
失敗3:合格率の表示を主催団体の基準と混同する
JDLAは合格ラインを開示していません。各社が掲げる合格率は自社受講者を独自に集計したもので、集計対象・期間・回答率の条件は会社ごとに異なります。会社をまたいで並べても比較にはなりません。
失敗4:シラバスの版を確認しないまま申し込む
G検定のシラバスは改訂されており、講座名に「2024 #6改訂シラバス対応版」のように対応版を明記している講座があります。対応版の記載がない講座は、いつ時点の範囲で作られたものかを確認してください。
失敗5:受験料の割引を計算に入れない
「AI For Everyone」修了で受験料が30%引き、2年以内の再受験は半額、JDLA会員社に所属していればクーポン、という制度があります。不合格後の再受験を含めて予算を組むなら、G検定に不合格だったときの再受験もあわせて確認してください。
まとめ
- 2026年11月時点で、JDLAにG検定の認定講座制度はありません。JDLAが認定しているのはE資格向けの「JDLA認定プログラム」だけで、こちらは修了が受験の要件です。
- G検定の受験資格は制限なし。講座を使うかどうかは完全に任意で、「認定されているか」は選ぶ基準になりません。
- 本記事で確認した8社の公開受講料は8,800円〜110,000円(税込)。うち4社が24,200円〜29,700円(税込)の帯に入っています。受験料13,200円(税込)は別途かかります。
- 価格以外では、受講期間(60日〜1年)・講義時間と問題数のどちらに寄っているか・質問の回数制限・合格特典の条件の4点で差が出ます。
- JDLAは公式テキスト・推薦図書・学習コンテンツ紹介を公開しており、講座を使わない道も公式に用意されています。「AI For Everyone」修了は受験料30%引きにつながります。
- 法人向けは公開受講料がないことが多く、個人向け講座の人数分購入と、法人メニューの見積もりを並べて比べる形になります。
よくある質問
Q1. G検定に「JDLA公認」「JDLA認定」の講座はありますか
2026年11月時点ではありません。JDLA公式のG検定ページの受験資格は「制限なし」で、講座を認定・公認する制度の記載は、G検定のページにもよくある質問にもありません。「JDLA認定プログラム」はE資格の制度で、こちらは試験日の過去2年以内の修了が受験の必須条件です。JDLAが学習コンテンツ紹介ページで民間のコンテンツを掲載していますが、同ページの表現は「ご紹介」であり、認定ではありません。
Q2. G検定の講座の費用相場はいくらですか
一つの数字で言える状態ではありません。本記事で各社の公式ページを確認した8社の公開受講料は、税込8,800円から110,000円まで12倍以上の幅がありました。このうち4社が24,200円〜29,700円(税込)の帯に入っており、Web通信・eラーニング形式はこの価格帯に集まりやすい傾向です。ただしこれは8社を並べた結果であり、市場全体の相場を調査したものではありません。受講料とは別に、受験料13,200円(税込、一般)と、会社によっては入会金が必要です。
Q3. 中小企業で数名だけ受けさせたい場合はどう選べばよいですか
公開情報だけで進めるなら、個人向けのeラーニング講座を人数分購入する方法と、各社の法人向けメニューで見積もりを取る方法の2つを並べて比べる形になります。少人数なら前者のほうが金額を事前に確定できます。判断材料として、受講期間が社内の受験予定日をカバーしているか、請求書・領収書が会社名義で発行できるかを申込前に確認してください。なお受験申込は団体申込のほうが締切が早く設定されることがあります(2026年第6回は個人10月29日、団体10月22日)。進め方は中小企業がAI資格を導入する手順にまとめています。
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本記事は主催団体とも講座提供各社とも関係のない非公式の情報サイト「AI資格ナビ」が、各社の公開情報をもとに作成しています。受講料・キャンペーン・試験日程・受験料は変更される場合があります。申し込み前に必ず各社およびJDLAの公式サイトでご確認ください。記載は2026年11月時点のものです。