G検定(ジェネラリスト検定)の結果メールで不合格だと分かると、まず気になるのは「次はいつ受けられるのか」と「何を直せばいいのか」の2つだと思います。この記事では、JDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)が公開している開催スケジュール・申込期間・受験料と割引の条件だけを使って、不合格後の分岐を時系列に並べました。
結果通知の見方についても、JDLAが「合格ラインおよび得点については開示しておりません」と公表している事実を前提に、何が分かって何が分からないのかを切り分けています。2026年10月時点の公表情報にもとづく内容です。
結論:次の回にそのまま申し込める。受験料は再度必要だが半額になる場合がある
先に結論だけまとめます。2026年10月時点で、JDLAの公式ページにはG検定の受験回数の上限についての記載は見当たりません。つまり、不合格だった場合は次の開催回に改めて申し込む形になります。待機期間のような条件も公表されていません。
- いつ受けられるか:G検定は年に複数回開催されています。直近で申込を受け付けている回と、その次の回の申込開始日を押さえるのが先です(開催回と申込期間の表)。
- 受験料は再度必要か:必要です。ただしオンライン試験には再受験割引があり、過去の受験日から2年以内なら半額(一般6,600円・学生2,750円/いずれも税込)で受けられると公表されています。
- 一度払った受験料は戻るか:JDLAのキャンセルポリシーでは、購入したチケットは「JDLAまたはJTP株式会社の債務不履行によって生じた原因で解除をする場合を除きいかなる理由においてもキャンセル、払い戻しはできません」とされています。
- どこを直すか:JDLAは合格ラインも個人の得点も開示していません。そのため「何点足りなかったか」から逆算する見直しはできません。シラバスの分野に戻して、自分で採点できる形で解き直す方が現実的です。
なお、合否や次回の合格可能性をこの記事で判定することはできません。以下は申込の締切を落とさないための事実の整理と、見直しの手順の提案です。

次に受けられる回と申込期間(2026年10月時点のJDLA公表分)
JDLAが公表している開催回と申込期間です。2026年10月11日時点で申込を受け付けているのは2026年第6回で、個人申込の締切は2026年10月29日(木)23:59です。2027年分は年間スケジュールとして6回が発表されています。
公表されていない回は載せていません。表の値は変更される場合があるため、申し込む前に必ずJDLA公式のG検定ページで確認してください。
| 開催回 | オンライン試験日 | 会場試験日 | 申込期間(個人) |
|---|---|---|---|
| 2026年 第6回 | 2026年11月6日(金)16:00〜 2026年11月7日(土)13:00〜 |
実施なし | 2026年9月11日(金)13:00〜 2026年10月29日(木)23:59 |
| 2027年 第1回 | 2027年1月16日(土)13:00〜 | 2027年1月15日(金)〜17日(日) | 2026年11月13日(金)〜 2027年1月8日(金) ※会場試験は受験日の3日前23:59まで |
| 2027年 第2回 | 2027年3月5日(金)16:00〜 2027年3月6日(土)13:00〜 |
実施なし | 2027年1月22日(金)〜2月25日(木) |
| 2027年 第3回 | 2027年5月8日(土)13:00〜 | 2027年5月7日(金)〜9日(日) | 2027年3月12日(金)〜4月27日(火) ※会場試験は受験日の3日前23:59まで |
| 2027年 第4回 | 2027年7月2日(金)16:00〜 2027年7月3日(土)13:00〜 |
実施なし | 2027年5月14日(金)〜6月24日(木) |
| 2027年 第5回 | 2027年9月4日(土)13:00〜 | 2027年9月3日(金)〜5日(日) | 2027年7月9日(金)〜8月27日(金) ※会場試験は受験日の3日前23:59まで |
| 2027年 第6回 | 2027年11月5日(金)16:00〜 2027年11月6日(土)13:00〜 |
実施なし | 2027年9月10日(金)〜10月28日(木) |
出典:「2026年 第6回 G検定(ジェネラリスト検定)」受験申込開始のお知らせ(JDLA)/G検定(ジェネラリスト検定)2027年の年間開催スケジュールを発表(JDLA)
この表から読み取れる3つのこと
- 申込締切は試験日の約1週間前:オンライン試験の個人申込は、試験日の1週間前前後で締め切られる回が多いです。試験日だけ覚えていると、申込ができる期間を過ぎてしまいます。
- 次の回の申込開始は、前の回の試験日より前に来る:たとえば2027年第1回の申込開始(2026年11月13日)は、2026年第6回の試験日(11月6日・7日)の後です。一方で、2027年第2回の申込開始(2027年1月22日)は第1回の結果が届く前後になります。結果を待ってから申し込むか、先に申し込むかを決めておくと迷いません。
- 会場試験は隔回:公表分では、会場試験があるのは2027年第1回・第3回・第5回です。会場で受けたい場合、選べる回はオンラインより少なくなります。
結果が届くまでの流れや受験日程の予約方法はG検定の受験の流れ|申込から自宅受験当日、結果発表と合格後の手続きで扱っています。
受験料はもう一度かかる?再受験割引の条件
G検定の受験料は、一般13,200円(税込)・学生5,500円(税込)です。不合格だった場合も、次の回はこの受験料を改めて支払う形になります。ただしオンライン試験には再受験割引があり、JDLAは次のように公表しています。
- 対象:過去の受験日から2年以内に再受験する方
- 金額:半額(一般6,600円・学生2,750円/いずれも税込)
- 対象の試験形式:オンライン試験のみ。会場試験については「各種割引制度はございませんので、あらかじめご了承ください」と記載されています
- 使い方:クーポンコードが合否通知メール内で送付され(受験しなかった方には別メールで送付)、チケット購入時にそのコードを入力します
出典:G検定について(試験概要・学習方法・試験対策・合格者体験談)/JDLA、キャンセルポリシー(JDLA)
つまり、不合格通知のメールそのものに割引コードが入っている形です。結果だけ見て閉じてしまうとコードを探し直すことになるので、メールは消さずに残しておくのが安全です。割引の適用条件や上限はJDLAの運用で変わり得るため、購入画面で金額が半額になっているかを確認してから決済してください。

団体(会社経由)で申し込んだ場合は条件が変わることがある
会社や学校の団体申込で受験した場合、申込の締切も、割引やキャンセルの扱いも個人申込とは別に案内されています。たとえば2026年第6回では、個人の締切が2026年10月29日(木)23:59である一方、団体は2026年10月22日(木)23:59と1週間早く設定されていました。またキャンセルポリシーでは、受験日程予約のキャンセルができない対象として「団体登録アカウントの受験者」が挙げられています。
再受験を会社負担で受ける場合は、自分で判断せず、JDLAの団体申込ページと社内の担当者の両方に確認してください。社内で複数名が受験している場合の進め方は社員にG検定・E資格を取らせる進め方|費用と講座の選び方にまとめています。
結果通知で分かること・分からないこと
見直しの前に、結果通知から得られる情報の範囲をはっきりさせておきます。JDLAのG検定よくある質問では、結果の通知について「受験サイトにご登録いただいたメールアドレス宛に結果をお知らせいたします」「試験の2〜3週間程度」で届くとされ、4週間以上経っても届かない場合は事務局への問い合わせが案内されています。
そして得点については、「合格ラインおよび得点については開示しておりません」と明記されています。ここが見直しの設計に直接影響します。
- 分かること:合格・不合格の結果。再受験割引のクーポンコード。
- 分からないこと:自分の得点、合格ラインとの差、合格に必要な得点率。
そのため「あと何点だったか」を前提にした計画は立てられません。代わりに手がかりになるのは、回ごとの受験者数・合格者数・合格率です。これはJDLAが開催結果として回ごとに発表しています。たとえば2026年第5回は、14,908名が受験し11,475名が合格(合格率76.97%)、形式別ではオンライン試験が12,368名受験・9,886名合格(79.93%)、会場試験が2,540名受験・1,589名合格(62.56%)と発表されました(出典:2026年 第5回 G検定 開催結果(JDLA))。
回ごとの合格率の推移はG検定の難易度と合格率|JDLA公表の回別データと合格ラインの見方で表にしています。合格率が高めに見えても、それは個人の合否を保証するものではありません。回ごとの数字は「どのくらいの人が受かっているか」の目安として見るにとどめてください。
不合格後の見直し手順(4ステップ)
得点が開示されないという条件を踏まえた見直しの手順です。勉強法そのものの組み立て方はG検定の勉強法と勉強時間の目安|範囲別の独学手順とつまずきやすい分野に譲り、ここでは「一度受けた人が次に向けて何を変えるか」に絞ります。
ステップ1:記憶が新しいうちに、詰まった問題の分野名を書き出す
試験直後が最も情報量が多いタイミングです。問題そのものは持ち出せませんが、「数式が出た設問で止まった」「法律の条文名が思い出せなかった」といった感触は記録できます。これをシラバスの分野名に対応させて並べます。
G検定のシラバスは、技術分野として「人工知能とは」「人工知能をめぐる動向」「機械学習の概要」「ディープラーニングの概要」「ディープラーニングの要素技術」「ディープラーニングの応用例」「AIの社会実装に向けて」「AIに必要な数理・統計知識」、法律・倫理分野として「AIに関する法律と契約」「AI倫理・AIガバナンス」が公表されています(出典:G検定とは(JDLA))。分野の中身はG検定の出題範囲(シラバス)|10分野の内容と改訂点で解説しています。
ステップ2:シラバスの改訂差分を先に確認する
前回の受験からシラバスが改訂されていると、同じ教材で復習しても範囲がずれます。JDLAはシラバスをバージョン付きのPDFで公開しているため、受験時に使ったバージョンと最新版を比べ、追加・削除された項目を先に洗い出します。ここを飛ばすと、新しく入った項目を手つかずのまま次の試験に行くことになります。
ステップ3:自分で採点できる形に変える
得点が開示されない以上、採点の仕組みは自分で用意するしかありません。分野別に問題を解いて正答率を出す形にすると、どの分野が弱いかが数字で見えます。1回まとめて解くのではなく、分野ごとに区切って記録するのがポイントです。
なお、JDLAが公開していない過去問は入手できません。市販の問題集や認定講座の演習問題を使う場合も、それが現在のシラバスのどのバージョンに対応しているかを確認してください。当サイトでも出題範囲に基づく練習問題を扱っていますが、本試験の問題そのものではありません。
ステップ4:弱い分野を2層に分けて埋める
一度受けた人の弱点は、おおむね次の2層に分かれます。混ぜて同時に進めると、どちらも中途半端になりがちです。
- 用語・時系列の層(人工知能をめぐる動向、応用例、法律と契約、AI倫理など):覚える対象がはっきりしているため、反復で埋まりやすい層です。短い時間を回数多く取る形が向きます。
- 仕組みの理解の層(機械学習の概要、ディープラーニングの要素技術、数理・統計知識など):用語を覚えても設問に答えられない場合があり、まとまった時間が必要になる層です。
この2層のどちらで落ちたのかは、ステップ3の分野別正答率で判断します。用語の層だけが低いなら次の回(2か月後)でも間に合う可能性がありますが、仕組みの層が広く低いなら1回飛ばして準備期間を取る判断もあります。どちらが正しいかは個人差があるため、ここで断定はできません。

よくある失敗4つ
1. 試験日は覚えていたが、申込締切を過ぎていた
最も起きやすい失敗です。オンライン試験の個人申込は試験日の約1週間前で締め切られます。2026年第6回なら試験日は11月6日・7日ですが、申込締切は10月29日(木)23:59です。先に締切をカレンダーに入れてから勉強計画を立ててください。
2. チケットを買えば受けられると思っていた
G検定のオンライン試験では、チケットの購入とは別に受験日程の予約が必要です。キャンセルポリシーでも、受験日程予約のキャンセルができない場合として「受験日程予約申込がされていない」ケースが挙げられています。購入後に予約まで済ませたかを確認してください。
3. 結果メールを削除して、割引クーポンを失った
再受験割引のクーポンコードは合否通知メール内で送付されます。不合格の通知を見て気落ちしてメールを消してしまうと、コードを自分で探せなくなります。結果メールは次の申込が終わるまで残しておきましょう。
4. 前回と同じ教材を同じ順番でもう一度やった
一度通した教材をもう一度頭から読むと、既に分かっている前半に時間を使い、落ちた原因の分野に届く前に試験日が来ます。ステップ3の分野別正答率を先に取って、低い分野から入る順番に組み替えてください。
よくある質問
Q1. G検定は何回でも受けられますか
2026年10月時点で、JDLAの公式ページにG検定の受験回数の上限についての記載は見当たりません。不合格後の待機期間についても公表されていません。最新の扱いはJDLAのよくある質問で確認してください。
Q2. 払った受験料を次の回に振り替えられますか
JDLAのキャンセルポリシーでは、購入したチケットはJDLAまたはJTP株式会社の債務不履行による解除を除き、キャンセル・払い戻しはできないとされています。一方で受験日程の予約については、受験日の前々日23:59:59までマイページからキャンセルでき、キャンセルしたチケットは有効期限内であれば再予約に利用できると記載されています。受験後のチケットの振替とは別の話なので、混同しないよう注意してください。
Q3. 不合格だった分野を教えてもらえますか
JDLAは「合格ラインおよび得点については開示しておりません」と公表しています。分野別の得点の開示についても公式ページに記載は見当たりません。そのため、弱点の特定は本記事のステップ3のように自分で分野別の正答率を取る形になります。
まとめ
- 2026年10月時点で、G検定の受験回数の上限や不合格後の待機期間についてJDLAの公表はありません。次の開催回に改めて申し込む形になります。
- 受験料は再度必要ですが、オンライン試験には過去の受験日から2年以内を対象とした再受験割引(半額・一般6,600円/学生2,750円、いずれも税込)が公表されています。会場試験は割引の対象外です。
- クーポンコードは合否通知メール内で送付されるため、結果メールは残しておきます。
- 直近の締切は2026年第6回の個人申込2026年10月29日(木)23:59。2027年は年間6回のスケジュールが発表されています。
- 合格ラインと得点は開示されないため、「あと何点」からの逆算はできません。シラバスの分野に戻し、分野別の正答率を自分で取って順番を組み替えるのが現実的です。
日程・受験料・割引の条件はJDLAの運用で変更されることがあります。申し込む前に必ずJDLA公式のG検定ページで最新の内容を確認してください。
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本記事はJDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)とは関係のない非公式の情報サイトによる解説です。記載はすべて2026年10月時点の公表情報にもとづきます。(AI資格ナビ編集部)