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生成AIパスポート

生成AIパスポートの難易度と合格率|回ごとの受験者数と合格ライン

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生成AIパスポートの難易度と合格率|回ごとの受験者数と合格ライン

生成AIパスポートを受けるか迷っている段階で、いちばん知りたいのは「どれくらい難しいのか」「実際に何割受かっているのか」だと思います。この試験は主催団体である一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が、開催回ごとに受験者数・合格者数・合格率を発表しています。難易度を推測で語る必要はなく、公表値をそのまま並べれば傾向が見えます。

この記事では、2023年の第1回から2026年6月試験までの全10回の実績値を1つの表にまとめ、そこから読めることだけを書きます。数値はすべてGUGAの開催結果発表によるもので、確認日は2026年9月16日です。

生成AIパスポートの難易度はどれくらいですか?

先に結論だけまとめます。

  • 合格率は全10回で73.71%〜79.90%の範囲に収まっています(GUGA発表値)。10回とも7割を下回ったことはありません。
  • 直近3回(2026年2月・4月・6月試験)は78.84%・79.35%・79.90%と、いずれも79%前後です。
  • 受験資格に制限はありません。実務経験も学歴も問われず、誰でも申し込めます(2026年9月時点・GUGA公式)。
  • 試験は60分・60問・四肢択一式(一部複数選択を含む)、オンライン(IBT方式)で実施されます。
  • 一方で合格基準(合格ライン)はGUGAが公開していません。「何点で受かるか」を公式に確認する手段は、2026年9月時点ではありません。

この5点から言えるのは、「受験者の約8割が合格している試験であり、受験のハードル自体は低い」ということです。ただし合格率の高さは、そのまま「勉強しなくても受かる」を意味しません。理由は後述する合格率が高いのに落ちる人がいるのはなぜですか?で扱います。

なお、難易度の感じ方は前提知識によって大きく変わります。生成AIを日常的に使っている人と、名前は知っているが触ったことがない人とでは、必要な準備がまったく違います。この記事の後半で、条件が合いやすい人・合いにくい人に分けて整理します。

生成AIパスポート試験の合格率をイメージした図。100人のうち約79人が合格、約21人が不合格という割合を人型アイコンの帯で示している
図1:直近3回(2026年2月・4月・6月試験)の合格率は79%前後です(GUGA発表値をもとに作図・2026年9月時点)

生成AIパスポートの合格率は?回ごとの受験者数と合格者数

GUGAが開催結果として発表している数値を、回ごとに並べます。各回の「試験回」からGUGAの発表ページに移動できます。

生成AIパスポート試験 回別の受験者数・合格者数・合格率(GUGA発表値/2026年9月16日確認)
試験回 受験期間 受験者数 合格者数 合格率
2023年 第1回 2023年10月6日〜10月7日 1,031名 760名 73.71%
2024年 第1回 2024年2月16日〜2月22日 1,613名 1,211名 75.08%
2024年 第2回 2024年6月1日〜6月30日 2,985名 2,351名 78.76%
2024年 第3回 2024年10月1日〜10月31日 3,733名 2,828名 75.76%
2025年2月試験 2025年2月1日〜2月28日 6,590名 5,104名 77.45%
2025年6月試験 2025年6月1日〜6月30日 10,759名 8,300名 77.14%
2025年10月試験 2025年10月1日〜10月31日 26,230名 20,529名 78.27%
2026年2月試験 2026年2月1日〜2月28日 28,415名 22,401名 78.84%
2026年4月試験 2026年4月1日〜4月30日 9,436名 7,487名 79.35%
2026年6月試験 2026年6月1日〜6月30日 21,752名 17,380名 79.90%

出典:GUGA 各回の開催結果発表(表内のリンク先)。2026年6月試験時点で、累計受験者数は115,062名、累計有資格者数は90,789名とGUGAが発表しています。なお2026年8月試験の結果は、本稿執筆時点(2026年9月16日)ではまだ発表されていません。GUGAは結果について「受験期間終了後、1ヶ月以内に会員ページにてお知らせ」と記載しています。

この表を読むときの3つの注意

  1. 合格率は「受験した人のうち何%が合格したか」です。申込者数に対する割合ではありません。申し込んだが受験しなかった人は、この数値には含まれていません。
  2. 回によって受験者数の規模が大きく違います。2026年4月試験の9,436名に対し、2026年2月試験は28,415名です。GUGAは2026年から開催回数を年5回(2月・4月・6月・8月・10月)に拡大しており、回ごとに受験者が分散した影響が考えられます。母集団の大きさが違う回同士の合格率を、同じ精度の数値として比べるのは避けたほうが無難です。
  3. 受験者の中心層は公表されていません。企業の団体受験と個人受験の内訳はGUGAの開催結果発表に記載がないため、「どんな人が受けているか」は合格率からは読み取れません。企業での導入を検討している方は、生成AIパスポートの団体受験の記事もあわせてご覧ください。

傾向として、2023年第1回の73.71%から直近の79.90%まで、合格率はゆるやかに上がっています。ただしこれは公表値を並べた結果であり、次回以降も同じ水準が続くことを保証するものではありません。

合格ライン(合格基準)は何点ですか?

結論から書くと、GUGAは合格基準を公開していません。2026年9月時点で、GUGA公式の試験概要ページにも個人向け特設ページにも、合格点・正答率の基準は記載がありません。

インターネット上には「○割正解で合格」という記述が見られますが、2026年9月時点で主催団体が公表している数字ではありません。当サイトでも推定値は書きません。受験前に確認できるのは、次の3点だけです。

  • 出題数は60問、試験時間は60分
  • 出題形式は四肢択一式(一部複数選択を含む)
  • 結果は受験期間終了後1ヶ月以内に会員ページで通知される

合格ラインが分からない以上、対策としては「取りこぼしを減らす」方向に寄せるのが現実的です。捨てる範囲を決める作戦は、基準点が分からない試験では組み立てにくくなります。

試験の事実(2026年9月時点):日程・受験料・出題範囲

難易度を判断する前提として、GUGAが公開している試験条件を確認します。いずれも2026年9月16日時点でGUGA公式サイトに記載されている内容です。

  • 受験資格:制限なし
  • 受験料:一般 11,000円(税込)/学生 5,500円(税込)
  • 試験時間:60分間
  • 問題数:60問
  • 出題形式:四肢択一式(一部複数選択を含む)
  • 受験方式:オンライン(IBT方式)
  • 開催回数:2026年は年5回(2月・4月・6月・8月・10月の各月に1か月間の受験期間を設定)
  • 資格の有効期限:「一度取得した資格は無期限でご利用いただけます」とGUGAが記載
  • 合格基準:公開なし

申込期間や当日の流れなど、手続き面の詳細は生成AIパスポートの試験日程と申込と受験の流れの記事で別に整理しています。費用の内訳は費用・価格一覧をご覧ください。

出題範囲は5章構成(2026年2月試験からシラバス改訂)

GUGAは試験シラバスをPDFで公開しています。2026年9月時点で配布されているのは「2026年2月試験より適用」版で、次の5章構成です。

  • 第1章 AI(人工知能)
  • 第2章 生成AI(ジェネレーティブAI)
  • 第3章 現在の生成AI(ジェネレーティブAI)の動向
  • 第4章 情報リテラシー・基本理念とAI社会原則
  • 第5章 テキスト生成AIのプロンプト制作と実例

GUGAが2025年10月1日に公表した改訂の告知によると、今回の改訂では次の3点が更新されています。

  • 最新モデル・ツールの反映:ChatGPTの最新モデルまでの変遷に加え、Gemini・Claude・Copilotなどを追加。画像生成AI・動画生成AIの技術も更新
  • RAG・AIエージェントの追加:RAG(Retrieval-Augmented Generation)の歴史・仕組み・ユースケース、AIエージェントの概要とツール例を新規に追加
  • 法制度への対応:「AI事業者ガイドライン(第1.1版)」の改訂と「AI新法」の公布に対応

章ごとの出題数や配分はGUGAが公表していないため、「第◯章が何問出る」という情報は公開情報からは確認できません。5章すべてが出題範囲であるという前提で準備することになります。

生成AIパスポートのシラバス5章の構成を示した地図状の図。第1章AIから第5章プロンプト制作まで5つのブロックを並べ、2026年2月試験からの改訂で追加された項目を示している
図2:シラバス5章の構成と、2026年2月試験からの改訂で加わった主な項目(GUGA公開シラバスと改訂告知をもとに構成)

勉強時間はどれくらい必要ですか?

先に前提を書きます。GUGAは標準的な勉強時間の目安を公表していません。「◯時間で合格」という数字は、主催団体の発表値ではなく個々の受験者の体験談です。ここでは時間数を断定せず、公開情報から逆算できる「量の見積もり方」を示します。

  1. シラバス5章を通しで読み、知らない用語を数える:まずPDFを開いて、章ごとに「聞いたことがない語」に印をつけます。この数が、そのまま自分に必要な学習量の目安になります。生成AIを業務で使っている人ほど印は少なくなります。
  2. 第3章と第4章の更新分を優先する:2026年2月試験からの改訂で加わったRAG・AIエージェント、AI事業者ガイドライン、AI新法は、改訂前の教材には載っていません。ここは既存知識では埋まらない部分です。
  3. 60分60問の時間感覚を先に作る:1問あたり約1分です。知識を詰める前に、この速度で読んで答える練習を1回入れておくと、当日の想定外が減ります。
  4. 問題形式に慣れる:四肢択一式(一部複数選択を含む)なので、「完全に思い出せなくても選べる」問題が含まれます。用語を書けるレベルまで覚える必要はありません。
  5. 最後にもう一度シラバスに戻る:印をつけた語が全部説明できるようになっているかを確認します。合格ラインが非公開である以上、範囲を均等に潰しておくのがもっとも読みやすい戦略です。

具体的な教材の選び方と、章ごとの勉強の進め方は生成AIパスポートの勉強法|出題範囲と勉強時間の目安で詳しく扱っています。参考書選びは参考書の選び方、出題範囲に沿った練習問題は予想問題をご覧ください。なお、GUGAは過去問を公開していません。「過去問」を名乗る教材の扱いについては過去問と教材の考え方で整理しています。

生成AIパスポートの勉強計画の型を示した図。4週間を週単位に区切り、1週目にシラバス通読、2週目に第1章から第3章、3週目に第4章と第5章、4週目に総復習と時間配分の練習を配置した流れ
図3:シラバス5章から逆算した勉強計画の型(本記事で整理した進め方の例。必要な期間は前提知識によって変わります)

合格率が高いのに落ちる人がいるのはなぜですか?

直近3回の合格率は79%前後ですが、裏を返せば5人に1人は不合格になっています。2026年6月試験では21,752名が受験し、4,372名が合格していません。つまずきやすい点を、公開情報から説明できる範囲で挙げます。

失敗1:改訂前のシラバスを前提にした教材で対策した

シラバスは2026年2月試験から改訂されています。RAG・AIエージェント・AI新法は、それ以前に作られた教材には含まれていません。書籍やまとめ記事を使うときは、それが改訂前・改訂後のどちらを前提にしているかを最初に確認してください。判断に迷うときは、GUGA公開のシラバスPDFと教材の目次を突き合わせ、載っていない項目を自分で補うのが確実です。

失敗2:60分60問の時間配分を試さずに本番に入った

1問あたり約1分という配分は、知識があっても慣れていないと詰まります。読むのに時間がかかる問題で止まると、後半をまとめて落とすことになります。範囲の勉強とは別に、時間を計って解く練習を分けて確保しておくことをおすすめします。

失敗3:受験環境とルールの確認が足りなかった

オンライン(IBT方式)の試験のため、通信環境や受験時のルールが前提になります。当日になって条件を満たしていないと分かると、勉強の成果とは無関係に受験そのものが難しくなります。受験ルールと不正行為の扱いの記事で、確認しておきたい点を整理しています。

不合格だった場合の再受験については、落ちたときの再受験で扱っています。

難易度の感じ方が分かれるのはなぜですか?

同じ試験でも「拍子抜けするほど簡単だった」という声と「思ったより細かかった」という声が並びます。これは出題範囲の性格によるものと考えられます。生成AIパスポートは、モデルの実装や数学ではなく、生成AIの動向・リスク・ルール・プロンプトの実例を扱う試験です。技術力よりも、範囲全体を広く押さえているかが問われます。

条件が合いやすい人

  • 業務で生成AIツールを日常的に使っていて、用語の意味が体感として分かっている人
  • AIの利用ルールやガイドラインを、社内で説明する立場にある人
  • 短期間(数週間)で一区切りつけたい人。試験は年5回あり、受験期間も1か月間あります
  • 実装ではなく「使う側・管理する側」の知識を体系化したい人

条件が合いにくい人

  • モデルの実装やアルゴリズムの理解を証明したい人。その目的にはE資格やG検定のほうが範囲が合います
  • すでに生成AIの動向・ガイドラインを網羅的に把握していて、学習の機会としての価値を求めていない人
  • 資格そのものを採用・昇給の条件として明示している求人を前提にしている人。GUGAはそうした処遇との連動を公表していません

「取る意味があるか」という問いへの整理は生成AIパスポートは意味ない?向く人・向かない人で、G検定やE資格との範囲の違いはAI資格4つの比較と選び方で扱っています。

まとめ

生成AIパスポートの合格率は、GUGA発表値で全10回とも73.71%〜79.90%の範囲にあり、直近3回(2026年2月・4月・6月試験)は79%前後です。受験資格に制限はなく、試験は60分・60問・オンライン(IBT方式)で実施されます。

一方で合格基準は公開されていません。「何点で受かるか」が分からない以上、範囲を絞る作戦は立てにくく、シラバス5章を均等に押さえる準備が現実的です。とくに2026年2月試験からの改訂で加わったRAG・AIエージェント・AI新法は、改訂前の教材では埋まりません。

合格率が高いことは「勉強せずに受かる」を意味しません。直近回でも受験者の約2割が不合格になっています。数値は難易度を見積もる材料として使い、準備そのものは出題範囲に沿って進めるのが確実です。

よくある質問

Q1. 生成AIパスポートの難易度はどれくらいですか?

受験資格に制限がなく、GUGA発表の合格率は全10回とも73.71%〜79.90%の範囲にあります(2026年9月時点)。直近3回は79%前後です。出題はモデルの実装や数学ではなく、生成AIの動向・リスク・ガイドライン・プロンプトの実例といった範囲で、60分・60問・四肢択一式(一部複数選択を含む)で実施されます。受験のハードル自体は低い試験ですが、合格基準が公開されていないため、範囲を絞らず5章を通して押さえる準備が必要です。前提知識によって体感の難易度は大きく変わります。

Q2. 生成AIパスポートの合格率は?

直近の2026年6月試験は、受験者数21,752名・合格者数17,380名・合格率79.90%とGUGAが発表しています。それ以前は、2026年4月試験が79.35%、2026年2月試験が78.84%、2025年10月試験が78.27%です。最も低かったのは2023年第1回の73.71%で、10回を通じて7割を下回ったことはありません。回ごとの受験者数・合格者数は本文の表にまとめています。2026年8月試験の結果は、2026年9月16日時点ではまだ発表されていません。

Q3. 何問正解すれば合格ですか?

2026年9月時点で、GUGAは合格基準(合格ライン)を公開していません。公式の試験概要ページにも個人向け特設ページにも、合格点や必要な正答率の記載はありません。「○割で合格」とする情報は主催団体の発表値ではないため、当サイトでも推定値は書きません。出題数60問・試験時間60分という条件だけが公開されています。基準が分からない前提で、取りこぼしを減らす方向に準備を寄せるのが現実的です。

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