生成AIパスポートを受けて、会社に経費で請求したい。あるいは経理に提出する領収書がほしい。先に結論からお伝えします。生成AIパスポートの領収書は、受験者自身がマイページから、インボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応したPDF形式で発行します。事務局から郵送やメールで届くものを待つ形ではありません。請求書(後払い)は個人受験では選べず、団体受験の申込時に選択する支払い手段です。
この記事では、領収書と請求書の「誰が出すのか・いつ出せるのか」から、宛名を会社名に変えるときの制約、団体受験の請求書払い、学割を使うときの扱いまでを、主催団体GUGA(一般社団法人生成AI活用普及協会)の公開ページに書かれている範囲で整理します。本文の金額・日程はすべて2026年10月時点のものです。
結論:領収書は自分で出す、請求書は団体受験のときだけ
証憑(しょうひょう)まわりで押さえるべき点は、次の4つに集約されます(2026年10月時点)。
- 発行主体は受験者本人……領収書はGUGAのよくある質問に「マイページより、インボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応したPDF形式の領収書を発行いただけます」と案内されています。自分で操作して出すものです
- 発行タイミングは試験結果の発表前でも後でもよい……マイページ内の導線が、結果発表前と発表後で2通り用意されています(詳細は次の節)
- 宛名は会社名などに変更できるが、変更・再発行は「1回のみ」……やり直しが効かない操作です
- 請求書払いは団体受験の申込時に選択する……個人受験で公表されている支払い手段はクレジットカードとPayPayのみです
逆に言えば、「会社が直接払う」「先に請求書を受け取ってから支払う」という進め方を個人受験でしようとすると、公開情報の範囲では成立しません。社内の経費ルールが立替精算を認めていない場合は、申し込む前に団体受験へ切り替える判断が必要になります。

領収書の発行主体と発行タイミング:マイページの2つの導線
GUGAのよくある質問には、領収書発行の操作手順が、マイページ内の試験のステータスに応じた2つの導線として案内されています(2026年10月時点)。
- 試験結果の発表前……「試験ページへ」>「領収書発行」
- 試験結果の発表後……「結果を確認する」>「結果の詳細を確認/領収書発行」
ここから読み取れるのは、結果が出るのを待たずに領収書を出せるということです。受験期間と結果発表の間に社内の精算締めが来てしまうケースでも、決済後に自分で発行できます。マイページへのログイン方法そのものに不安がある場合は、生成AIパスポートのマイページとログインの手順も参考にしてください。
公開されていないこと:発行元の事業者名と、発行できる期限
一方で、当サイトが確認した範囲では、GUGAの公開ページに次の記載は見当たりません(2026年10月時点)。
- 領収書PDFに記載される発行元の事業者名とインボイス登録番号(「インボイス制度に対応したPDF」とだけ案内されています)
- 領収書を発行できる期限(受験後いつまでマイページから出せるのか)
- PDFの但し書き・摘要の文面を変更できるか
経理から登録番号や但し書きの指定がある場合は、推測せず、発行したPDFの記載を目視で確認するのが確実です。社内要件をマイページのPDFで満たせないときは、GUGAのよくある質問に「法人取引について領収書が必要な場合は、事務局にて個別に対応いたします」と案内されているため、事務局への相談という経路が残っています。
宛名を会社名にできるか:「変更・再発行は1回のみ」という制約
結論として、宛名の変更はできます。GUGAのよくある質問には「マイページからの領収書発行時にご指定の名称(会社名など)への変更が可能」と案内されています。ただし、ここが実務上もっとも事故が起きやすい箱です。同じ案内に、次の文言が続いています。
宛名の変更および再発行は「1回のみ」です。一度変更を行うとシステム上での修正ができなくなりますので、入力間違いにご注意ください
「1回のみ」なので、誤字・略称・旧社名で確定させてしまうと、マイページ上では直せません。発行ボタンを押す前に、経理に会社名の正式表記を確認してください。確認したいのは次の3点です。
- 「株式会社」が前につくか後ろにつくか(前株・後株)
- 表記の揺れ(「(株)」などの略記を認めるか、全角か半角か)
- 部署名・支店名まで入れる必要があるか
なお、間違えた場合にどう救済されるかは公開されていません。確定後に修正が必要になったときは、上記の「法人取引の個別対応」窓口に相談する流れになります。

受験料と支払い手段の事実(2026年10月時点)
GUGAの試験概要に公開されている受験費用は、一般11,000円(税込)、学生5,500円(税込)です。支払い手段と出せる証憑は、個人受験か団体受験かで変わります。
| 項目 | 個人受験 | 団体受験 |
|---|---|---|
| 受験費用(税込) | 一般11,000円/学生5,500円 | 一般11,000円が基準(人数・会員区分で割引あり)/学生5,500円 |
| 支払い手段 | クレジットカード、PayPay | 後払い請求書、クレジットカード、PayPay |
| 請求書(後払い) | 公表されていない | 会員マイページでの申込時に選択可能/支払期日は翌月末 |
| 領収書 | マイページからインボイス対応PDFを自分で発行(宛名変更・再発行は1回のみ) | 法人取引で領収書が必要な場合は事務局が個別対応 |
| キャンセル・返金 | 決済手続き完了後は原則受け付けなし | 申込後のキャンセル・返金はなし |
表の支払い手段は、GUGAのよくある質問に「個人受験をお申込みの場合、クレジットカード及びPayPayでのお支払いをご利用いただけます。団体受験をお申込みの場合、後払い請求書、クレジットカード及びPayPayでのお支払となります」と案内されている文言に基づいています。銀行振込やコンビニ払い、分割払いの可否は公開されていません。
生成AIパスポート単体の費用項目(受験料・公式テキスト・講座など)を一覧で見たい場合は生成AIパスポートの費用と価格の一覧、他のAI資格と横並びで予算を組みたい場合はAI資格4つの費用相場と予算の立て方をあわせてご覧ください。
請求書払いは団体受験のとき:支払期日は翌月末
会社が直接支払う形を取りたい場合、公開情報の範囲で選べるのは団体受験の請求書払いです。GUGAのよくある質問には「会員マイページより団体受験の申し込みをする際に、請求書払いを選択することができます。ご注文の度に都度ご請求させていただき、支払期日は翌月末となります」と案内されています。
ここから実務上わかることは3つです。
- 請求書は申込時に選ぶ……あとから支払い手段を請求書に切り替えられるかは公開されていません
- 都度請求……月まとめではなく注文ごとの請求と案内されています。複数回に分けて申し込むと請求も分かれる前提で考えるのが安全です
- 支払期日は翌月末……社内の支払サイトが「請求書受領の翌々月末払い」などの場合、期日と合わないおそれがあります。経理に事前確認が必要です
団体受験は、GUGAの企業・団体さま向け特設ページに非会員でも「団体ごとに2名以上で申込可能」と案内されており、少人数でも入口があります。法人としての申込窓口や、見積・請求で確認しておく項目は生成AIパスポートの団体受験|法人の申込窓口・費用と社内の進め方の「見積・請求書・支払いの進め方」の節にまとめています。社員の受験費用を会社として負担する制度づくりまで含めて考える場合は、社員のAI資格取得支援制度のつくり方も参考になります。
なお、見積書の様式や発行手続き、受験者名簿の提出方法については、当サイトが確認した範囲でGUGAの公開ページに記載が見当たりません(2026年10月時点)。ここは問い合わせで確認する項目として扱ってください。
学割5,500円(税込)のときの領収書と割引の扱い
学生の受験費用は5,500円(税込)と公開されています。証憑まわりで注意が必要なのは、学割と団体受験割引は重ねられないという点です。GUGAのよくある質問に「学生の受験費用(税込5,500円)は、団体受験割引の適用対象外となります」と明記されています。学校や研究室でまとめて申し込む場合でも、学生分は5,500円(税込)のまま、団体受験の割引率はかからない前提で見積を組むことになります。
領収書の発行方法について、学生の場合に個人受験と異なる案内は見当たりません。マイページからのPDF発行という点は同じと読めますが、明記はされていないため、発行導線が見つからない場合はGUGAへ確認してください。
そして、学割そのものの条件には公開されていない部分が残っています。当サイトが確認した範囲で記載が見当たらないのは次の点です(2026年10月時点)。
- 「学生」の範囲(大学・大学院に限るのか、高校・専門学校・通信制も含むのか)
- 学生であることの証明方法(学生証の画像提出、学校のメールアドレス、申込時の自己申告のいずれか)
- 証明を求められるタイミング(申込時か、受験時か、事後確認か)
- 証明できなかった場合の扱い(差額の追加請求か、申込無効か)
金額が公開されていることと、適用条件が公開されていることは別です。学割前提で申し込むなら、締切直前ではなく余裕のある時期に申込画面の案内を確認するのが安全です。
申込締切から逆算する、経費処理のスケジュール
生成AIパスポートは年5回(2月・4月・6月・8月・10月)実施されます。2026年10月時点で開催中の10月試験は受験期間が2026年10月31日23:59まで、次に申し込めるのは2027年2月試験で、申込期間は2026年10月1日0:00から2027年1月31日23:59、受験期間は2027年2月1日0:00から2027年2月28日23:59です(試験概要に、うるう年に該当しない場合の受験期間は2月28日23:59までとなる旨の注記があります)。日程の詳細は生成AIパスポートの試験日程と申込期間にまとめています。
この締切を起点に、経費処理の順番を並べると次のようになります。
- 申込の前……社内の事前申請が必要か、立替払いが認められるかを確認します。会社の直接払いが必須なら、個人受験ではなく団体受験に切り替える判断がここで必要です
- 申込の前……領収書の宛名に使う会社名の正式表記を経理に確認します(宛名変更・再発行は1回のみ)
- 申込・決済……申込期間内にクレジットカードまたはPayPayで決済します(決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則なし)
- 決済後すぐ……マイページから領収書PDFを発行します。結果発表を待つ必要はありません
- 受験……受験期間内に受験します。当日までの流れは生成AIパスポートの受験の流れをご覧ください
- 精算……領収書PDFを添えて立替申請します
団体受験で請求書払いを使う場合は、この前に社内の発注承認にかかる日数が挟まります。申込締切の2027年1月31日に対して、稟議・発注・申込の3段階分の時間を見ておく形です。研修予算として社外から見積を取る段取りが必要なときは、AI資格研修の見積の取り方も参考になります。

経費精算でよくある失敗5つ
1. 自分の名前で領収書を発行してしまう
宛名の変更・再発行は1回のみです。個人名で確定させてから会社名に変えると、その1回を使い切ります。そこで誤字があっても、マイページでは直せません。発行前に正式表記を確認してください。
2. 個人受験で請求書払いを前提に稟議を組む
個人受験の公表されている支払い手段はクレジットカードとPayPayだけです。「請求書が届いてから支払う」前提で社内承認を進めると、申込段階で止まります。請求書払いは団体受験の申込時に選択するものです。
3. 社内ルールを確認する前に決済する
決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則受け付けられていません。社内で対象外の支出だと後から判明しても、受験料は戻らない前提で考える必要があります。
4. 人数が固まる前に団体受験を申し込む
団体受験も「お申込後のキャンセル・返金はいたしかねます」と案内されています。異動や欠席が出ても費用は残るため、人数は確定させてから申し込むのが安全です。
5. 学生分を団体受験の割引に含めて見積を組む
学生の受験費用5,500円(税込)は団体受験割引の適用対象外です。学生と一般が混在する申込では、学生分に割引率をかけた金額で予算を組むとずれます。
よくある質問
Q1. 領収書は誰が発行し、いつ出せますか。事務局から送られてきますか。
A. 発行するのは受験者自身です。GUGAのよくある質問に「マイページより、インボイス制度(適格請求書等保存方式)に対応したPDF形式の領収書を発行いただけます」と案内されており、事務局から送付されるという案内は見当たりません(2026年10月時点)。
タイミングは、試験結果の発表前は「試験ページへ」>「領収書発行」、発表後は「結果を確認する」>「結果の詳細を確認/領収書発行」と、2つの導線が案内されています。結果を待たずに発行できます。発行できる期限は公開されていないため、決済後に早めに出しておくのが無難です。法人取引として領収書が必要な場合は、事務局が個別に対応するとの案内があります。
Q2. 領収書の宛名を会社名にできますか。間違えたら直せますか。
A. 会社名などへの変更は可能と案内されています。ただし「宛名の変更および再発行は『1回のみ』です。一度変更を行うとシステム上での修正ができなくなります」と明記されています。つまり、間違えた場合にマイページ上で直す手段は公開されていません。
前株か後株か、略記を認めるか、部署名を入れるかを発行前に経理へ確認してください。確定後の救済については公開されていないため、必要になった場合は法人取引の個別対応窓口に相談する流れになります。
Q3. 個人受験で請求書払い(後払い)はできますか。会社に直接払ってもらいたいです。
A. 公開されている個人受験の支払い手段はクレジットカードとPayPayのみで、請求書払いは含まれていません。会社が直接支払う形を希望する場合は、団体受験の請求書払いが公開されている選択肢です。会員マイページからの申込時に選択し、都度請求・支払期日は翌月末と案内されています。
団体受験は非会員でも2名以上から申し込めるため、1人のために団体受験を使うことはできませんが、2人からなら成立します。銀行振込やコンビニ払いの可否は公開されていません。
まとめ
2026年10月時点で、GUGAの公開ページから確認できることを整理します。
- 領収書の発行主体は受験者本人。マイページからインボイス制度対応のPDFを自分で発行します
- 発行タイミングは結果発表の前後どちらでも可。「試験ページへ」>「領収書発行」と「結果を確認する」>「結果の詳細を確認/領収書発行」の2導線が案内されています。発行できる期限は非公開です
- 宛名は会社名などに変更できるが、変更・再発行は1回のみ。発行前に正式表記を確認してください
- 請求書払いは団体受験の申込時に選択。都度請求で、支払期日は翌月末です。個人受験はクレジットカードとPayPayのみ
- 学割5,500円(税込)は団体受験割引の対象外。証明方法・タイミング・対象校種は公開されていません
- キャンセル・返金は個人受験も団体受験も原則なし。社内ルールの確認は決済前に済ませてください
金額や手続きは変わることがあります。申し込む前に、GUGAのよくある質問と試験概要で最新の記載を確認してください。試験そのものの難易度や勉強量が気になる段階であれば、生成AIパスポートの難易度と合格率、生成AIパスポートの勉強法もあわせてご覧ください。
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※この記事は AI資格ナビ編集部 が、主催団体の公開情報をもとに2026年10月時点でまとめたものです。当サイトは主催団体とは関係のない非公式の情報サイトです。受験料・支払い手段・証憑の取り扱いは変更される場合があるため、最終的な判断は必ず主催団体の公式ページでご確認ください。