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生成AIパスポートの受験ルール|オンライン受験で禁止されていること

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生成AIパスポートの受験ルール|オンライン受験で禁止されていること

生成AIパスポートは自宅などから受けるオンライン試験です。試験官が同じ部屋にいるわけではないため、「どこまでが許されるのか」がわかりにくく、不安を感じたまま当日を迎える方が少なくありません。この記事では、主催団体である一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)が2026年9月時点で公開している禁止事項と受験環境の条件だけを出典つきで整理します。公開されていないことは「公開されていません」と明記します。

結論:ルールはGUGA公式ページに明記され、違反は「試験無効(失格)」

生成AIパスポートの受験ルールは、GUGAの試験概要ページに「禁止事項」として掲載されています。要点は3つです。

  • 基本原則として「試験の公平性・公正性を損なう行為、または不正に解答を取得する行為を禁止します」と定められています。
  • 禁止事項は「試験環境・機器」「システム・操作」「不正行為・情報漏えい」「AI・外部ツールを用いた不正行為」「その他」の区分で、20項目以上が具体的に列挙されています。
  • 違反した場合、GUGAが取得したログ・映像・操作履歴等に基づき不正行為があったと合理的に判断したときは、「当該試験を無効(失格)とすることがあります」と書かれています。

つまり「見ている人がいないから分からない」という前提そのものが成り立ちません。一方で、カメラでの常時監視や本人確認書類の提示を求める記述は、2026年9月時点のGUGA公開情報には見あたりません。どのような手段でログや映像を取得しているかは公開されていない、というのが正確な状況です。

申込から結果発表までの流れ全体は生成AIパスポートの受験の流れにまとめています。この記事は、その中の「当日守るべきルール」だけを深掘りしたものです。

生成AIパスポートのオンライン受験で求められる受験環境の図。自分以外が入らない個室、机上には衛生用品のみ、公共スペースは不可、5Mbps以上の回線
図1:GUGAが公開している受験環境の条件(2026年9月時点)

受験環境の要件|「どこで受けるか」がまず条件になる

GUGAは受験環境について次の条件を公開しています(GUGA 試験概要、2026年9月時点)。

場所:自分以外の人が入り込まない環境であること

条件として示されているのは「自分以外の人が試験環境に入り込まない環境であること」です。そのうえで、カフェや公園、レストランなどの公共スペースでの受験は不可と明記されています。家族と同居している場合は、受験する60分間だけ部屋に入らないよう先に伝えておくのが確実です。

机上:衛生用品などを除き、物を置かない(筆記具は禁止)

机上については「机上や受験者の周辺には、ハンカチ、ティッシュなど衛生用品および目薬など受験を行う上で配慮が必要となる方の必要物以外のものを配置しないこと(筆記具禁止 / 家具、家電などの撤去は不要)」と書かれています。

ここは見落としやすいポイントです。メモを取るための筆記具も禁止とされており、「計算用に紙とペンを用意しておく」という一般的な試験の準備がそのままでは通用しません。一方で、部屋の家具や家電を片づける必要はないとも明記されています。

端末と回線:PC・スマホ・タブレットから受験可能、5Mbps以上を推奨

GUGAは「パソコンやスマートフォン、タブレット等からの受験が可能」としています。推奨環境として、OSはWindows 10/11またはmacOS 11以上、ブラウザはChrome・Safari・Edge・Firefoxの最新版、通信は5Mbps以上の安定した回線が案内されています(GUGA よくある質問)。

なお、試験時間は60分・問題数は60問・四肢択一式(一部複数選択を含む)、受験料は一般11,000円(税込)/学生5,500円(税込)です。

GUGAが禁止している行為の一覧(2026年9月時点)

GUGAが試験概要ページで区分ごとに挙げている禁止事項を、公開されている区分のまま整理します。文言は公開されているものを要約せずそのまま並べています。

生成AIパスポートの禁止事項を5つの区分で示した図。試験環境・機器、システム・操作、不正行為と情報漏えい、AIと外部ツール、その他
図2:禁止事項の5つの区分(GUGA公開情報をもとに整理)
区分 禁止されている行為
試験環境・機器 試験に不要な機器、資料、端末等を使用する行為/スマートフォン、タブレット等の使用(試験に必要な場合を除く)/リモートデスクトップ、画面共有ツールの使用/受験環境を意図的に偽装する行為/複数画面を利用した不正行為
システム・操作 試験中に画面を閉じる、または正規の手続きを経ずに離脱する行為/試験に関係のない外部情報を閲覧し、解答取得に利用する行為/試験に直接関係しないアプリケーション(チャット、検索、画像解析等)を起動・使用する行為
不正行為・情報漏えい 試験内容を録音、録画、スクリーンショット、ライブ配信等により記録する行為/試験に関して知り得た情報を複製し、第三者へ開示または漏えいする行為/第三者から助言、支援その他の協力を受ける行為、または第三者に助言等を行う行為/受験申込者以外の人物が受験する行為/試験内容を撮影、録画、録音等により外部に記録または共有する行為/試験終了後にSNS、掲示板等へ問題内容を投稿する行為
AI・外部ツールを用いた不正行為 試験問題を外部サービス、AIツール、検索サービス等に送信し、解答を取得する行為/Googleレンズ等の画像検索、OCR解析を利用する行為/別端末を用いて検索、AI利用、通信、記録を行う行為/イヤホン、骨伝導デバイス等を使用し、外部と音声通信を行う行為
その他 試験中の喫煙/試験中の途中退席/その他、試験における一般的な注意事項に反する行為

生成AIの資格試験らしい特徴が、4つめの区分です。問題文を生成AIに送って答えを聞く行為が、名指しで禁止されています。画像検索やOCRでの読み取り、別端末からのAI利用も同じ扱いです。生成AIのリスクを理解しているかを問う試験である以上、当然の設計といえます。

判断に迷いやすい5つの場面

公開されている文言から、そのまま読み取れる範囲で整理します。ここに書かれていない個別ケースについては、GUGAに直接確認してください。

1. 公式テキストを手元に置いて受けてよいか

禁止事項に「試験に不要な機器、資料、端末等を使用する行為」とあり、机上の条件でも衛生用品等以外を置かないよう求められています。テキストやノートを開いたまま受験することは、この条件に反します。

2. メモ用紙とペンを使ってよいか

使えません。机上の条件に「筆記具禁止」と明記されています。暗算しづらい設問に備えたい場合は、紙ではなく画面上で選択肢を絞る解き方に慣れておく必要があります。

3. デュアルディスプレイのPCで受けてよいか

禁止事項に「複数画面を利用した不正行為」が挙げられています。日常的に2画面で作業している方は、受験前にサブディスプレイの接続を外しておくのが安全です。ふだんの作業環境がそのまま疑われる材料になりうる、という点は意識しておいてください。

4. 家族がいる部屋で受けてよいか

受験環境の条件が「自分以外の人が試験環境に入り込まない環境であること」であり、加えて「第三者から助言、支援その他の協力を受ける行為」が禁止されています。同席者がいる状態は条件を満たしません。

5. 終わった後に問題の内容をSNSに書いてよいか

書けません。「試験終了後にSNS、掲示板等へ問題内容を投稿する行為」が明確に禁止されています。合格の報告そのものを禁じる記述はありませんが、問題の内容に触れる投稿は試験後であっても禁止事項です。この試験に公式の過去問が存在しない理由の一つでもあります(生成AIパスポートに過去問はある?)。

違反したらどうなるか|公開されていることと、されていないこと

生成AIパスポートの不正行為の扱いについて、公開されている事実と公開されていない事項を左右に分けた図
図3:違反時の扱いについて、GUGAが公開していること/していないこと

公開されていること

  • GUGAが取得したログ・映像・操作履歴等に基づき、不正行為があったと合理的に判断した場合、当該試験を無効(失格)とすることがある。
  • 決済手続き完了後のキャンセル・返金は原則として受け付けていない(重複申込の場合を除く)。受験料の扱いについてはこのルールが公開されています(GUGA よくある質問)。
  • 合否結果は試験実施月の翌月中旬(目安:20日頃まで)に公開予定とされています。

公開されていないこと

次の点について、2026年9月時点でGUGAが公開している情報は確認できませんでした。断定的に書いているサイトを見かけても、主催団体の公表値ではないと考えてください。

  • 不正をどのような方法で検知しているか(カメラ監視の有無、監督者の有無を含む)
  • 失格になった場合に、その後の受験が制限されるかどうか
  • すでに取得した資格の取り消しに関する取り扱い
  • 本人確認書類の提示を求めるかどうか
  • 合否の基準点。GUGAは「合否に関する基準点や採点の詳細については開示しておりません」と明記しています

なお、GUGAは「受験途中で一時停止する機能はございません。試験時間を過ぎますと、自動で試験終了となります」と案内しています。通信トラブルが起きた場合の具体的な救済手続きについては公開されていないため、回線の安定を事前に確認しておくことが、事実上の唯一の備えになります。不合格だった場合の次の一手は生成AIパスポートに落ちたらで整理しています。

うっかり違反につながりやすい失敗4つ

失敗1:ふだんの作業環境のまま受験を始める

サブディスプレイ、常駐のチャットアプリ、翻訳や要約の拡張機能。仕事で使っているPCをそのまま使うと、禁止事項に挙げられている状態に近づきます。受験の直前に接続を外し、不要なアプリを閉じてから始めてください。

失敗2:紙とペンを用意して待ち構える

他の資格試験の感覚で机に置いてしまいがちですが、筆記具は禁止と明記されています。試験が始まる前に机の上を片づけましょう。

失敗3:家族に「静かにしていて」とだけ伝える

条件は静かにすることではなく、自分以外の人が入り込まないことです。部屋の外から声をかけられるだけでも、助言を受ける行為と紛らわしい状況になります。受験時間を共有し、入室しないよう伝えておいてください。

失敗4:受験期間の最終日に回す

受験期間は月初から月末までで、締切間際に回線や端末のトラブルが起きても、やり直す余地がなくなります。日程の考え方は生成AIパスポートの試験日程と申込方法にまとめています。

企業が社員に受験させるときに伝えておくこと

団体受験でも試験形式はオンライン(IBT方式)で、60分の試験である点は個人受験と同じです。ただし、団体受験のページには受験環境や禁止事項の記載はありません。ルールの本文は試験概要ページ側にあります。

そのため、人事・研修担当者が案内文を作る際は、次の3点を受験者に明示しておくと行き違いを防げます。

  • 受験場所:会議室など、他の人が入ってこない場所を確保する。執務スペースの自席は、同僚が行き来する時点で条件を満たしません。
  • 机上:テキスト・メモ・筆記具を置かない。社内研修の資料を見ながらの受験も同じく不可です。
  • 試験後:問題の内容を社内チャットやSNSに書かない。次の回を受ける同僚への「情報共有」が、そのまま禁止事項に当たります。

受験料は一般11,000円(税込)で、団体受験ではGUGA会員に20%割引、非会員でも10名以上の申込で10%割引が案内されています。申込後のキャンセル・返金は原則不可のため、対象者の確定を先に済ませてください。進め方の全体像は企業の団体受験の進め方で解説しています。

まとめ:ルールは公開されている。見るべきは試験概要ページ

  • 生成AIパスポートの禁止事項は、GUGAの試験概要ページに区分つきで公開されています。
  • 違反と判断された場合、ログ・映像・操作履歴等に基づき「当該試験を無効(失格)とすることがある」と明記されています。
  • 受験環境の条件は「他の人が入り込まない場所」「公共スペース不可」「机上は衛生用品等のみ・筆記具禁止」です。
  • 問題文を生成AIや検索サービスに送る行為、画像検索・OCRの利用、別端末の使用はいずれも禁止事項です。
  • 検知方法・失格後の扱い・本人確認の有無は公開されていません。断定している情報は主催団体の公表値ではありません。

よくある質問

Q1. カメラで監視されているのですか

2026年9月時点で、カメラによる監視の有無についてGUGAが公開している情報は確認できませんでした。ただし禁止事項には、不正の判断根拠として「当協会が取得したログ、映像、操作履歴等」が挙げられています。映像という語が使われている以上、監視がないと考えるのは適切ではありません。

Q2. 失格になったら、もう受験できなくなりますか

失格後の受験制限について、GUGAが公開している情報は確認できませんでした。公開されているのは「当該試験を無効(失格)とすることがあります」という記述までです。あわせて、決済後のキャンセル・返金は原則として受け付けられていないため、受験料は戻らないと考えてください。

Q3. 試験中に宅配便が来たら、席を立ってもよいですか

禁止事項に「試験中の途中退席」が挙げられており、一時停止する機能もないと案内されています。試験時間を過ぎると自動で試験終了となるため、60分間中断されない時間帯を選んで受験してください。

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本記事は2026年9月時点でGUGAが公開している情報をもとに作成しています。禁止事項・受験環境の条件・受験料は変更される場合があるため、受験前に必ずGUGA公式サイトの試験概要でご確認ください。AI資格ナビは主催団体とは関係のない非公式の情報サイトです。

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