生成AIパスポートは「60問・60分」の試験です。数字だけ見ると1問あたり1分ですが、そのまま解き進めると見直しの時間が1秒も残りません。この記事では、GUGA(生成AI活用普及協会)が公開している問題数・試験時間・出題形式だけを根拠に、当日の時間の割り方と、前日・開始前に確認しておくことを整理します。(2026年9月時点)
結論:一巡に50分、見直しに10分。1問あたり50秒で刻む
先に結論だけ書きます。
- 一巡目に50分、見直しに10分を割り当てる。1問あたりの持ち時間は50秒。
- 10分ごとに12問・24問・36問・48問・60問を通過しているかだけ確認する。
- 50秒で答えが決まらない問題は、いったん選択肢を1つ選んでから先へ進む。
- 見直しは「複数選択の問題 → 一巡目で迷った問題」の順に戻る。
- 前日と開始前に確認するのは、受験期間の残り・ログイン・通信と端末・中断できないことの4点。
なお、GUGAは合格基準(合格点)を公開していません。そのため「何問正解すればよいか」から逆算して捨て問を決める配分は、この記事では書きません。全60問に一度は目を通しきることを前提に組み立てます。
申込から結果発表までの手続き全体は生成AIパスポート受験の流れにまとめています。この記事は、そのうち試験画面を開いてから終わるまでに絞った内容です。
まず押さえる試験の事実(2026年9月時点)
時間配分の前提になる事実です。すべてGUGAが公開しているものに限っています。
- 問題数:60問/試験時間:60分間(出典:GUGA「生成AIパスポート」試験概要)
- 出題形式:四肢択一式(一部複数選択を含む)(同上)
- 試験方式:オンラインでの実施(IBT方式)。パソコン・スマートフォン・タブレットから、受験期間中いつでも受験できます(出典:GUGA よくある質問)
- 受験料:11,000円(税込)、学生は5,500円(税込)。受験資格の制限はありません(出典:GUGA 試験概要)
- 開催回数:年5回(2月・4月・6月・8月・10月)(同上)
- 受験途中で一時停止する機能はありません。GUGAは「受験途中で一時停止する機能はございません。試験時間を過ぎますと、自動で試験終了となります。」と案内しています(出典:GUGA よくある質問)
- 合格基準:公開されていません。試験概要・よくある質問のいずれにも合格点の記載はありません(2026年9月時点で確認)
直近の回の結果として、GUGAは2026年8月試験について受験者数32,877名・合格者数26,699名・合格率81.21%、累計受験者数148,487名と発表しています(出典:GUGA 2026年8月試験の結果発表)。回ごとの合格率と難易度の見方は生成AIパスポートの難易度と合格率で扱っています。
また、直前に受験する方向けの日程として、GUGAは2026年10月試験の申込期間を2026年8月1日〜9月30日23:59、受験期間を2026年10月1日〜10月31日23:59と公開しています(出典:GUGA 生成AIパスポート)。受験期間は約1か月あるので、「当日」は自分で決める日になります。
60問60分をどう割るか:見直し時間別の1問あたり秒数
ここから先の数字は、公開されている「60問・60分」からの単純な割り算です。GUGAが配分を推奨しているわけではありません。
| 見直しに残す時間 | 一巡に使える時間 | 1問あたり | 10分経過 | 20分経過 | 30分経過 | 40分経過 | 50分経過 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 0分(残さない) | 60分 | 60秒 | 10問 | 20問 | 30問 | 40問 | 50問 |
| 10分(推奨の目安) | 50分 | 50秒 | 12問 | 24問 | 36問 | 48問 | 60問 |
| 20分 | 40分 | 40秒 | 15問 | 30問 | 45問 | 60問 | ― |
どれを選ぶかの考え方です。
- 10分残す(50秒/問):最初に試す配分としての目安です。10分あれば、迷った問題を数問は戻って見直せます。
- 20分残す(40秒/問):模擬問題や練習問題を解いたとき、1問30秒前後で判断できていた人向けの目安です。40秒/問は速く、知らない用語が続くと崩れやすい配分でもあります。
- 0分(60秒/問):見直しをしない前提になります。一時停止ができず時間切れで自動終了になる試験なので、余白ゼロの配分はおすすめしません。
自分がどの配分に合うかは、事前に時間を計って解いてみないと分かりません。出題範囲に沿った練習は生成AIパスポートの予想問題を使って、必ず時計を見ながら試してください。

解き進める順番:一巡目・二巡目・見直しの3段構え
秒数を決めても、迷った問題の扱いを決めていないとそこで崩れます。3段に分けて考えると管理しやすくなります。
一巡目(0〜50分):全60問に必ず解答を入れる
一巡目の目的は「正解すること」ではなく空欄を作らないことです。四肢択一式なので、分からない問題でも選択肢を1つ選んでおけば、そこから点が生まれる可能性は残ります。無解答のまま時間切れになると、その可能性はゼロになります。
- 読んですぐ答えが決まる問題は、そのまま解答して次へ。
- 50秒を超えそうな問題は、その時点で最も確からしい選択肢を選んでから次へ進む。
- 迷った問題は、手元のメモに問題番号だけ控えておく(後述の注意点あり)。
二巡目(〜55分):控えた番号を上から潰す
一巡目が早く終わったぶんが二巡目の時間になります。控えておいた番号を上から順に見ます。ここで大事なのは、1問に粘らないことです。二巡目でも決まらない問題は、一巡目に選んだ答えのまま置いて構いません。
見直し(残り5分):解答の入れ忘れと読み違いを探す
最後の数分は、内容を考え直す時間ではなく事故を探す時間です。未解答が残っていないか、複数選択の問題で選択が足りていないか、「適切でないものを選べ」を「適切なものを選べ」と読んでいないかを見ます。

見直しはどの問題から戻るか
先に、正直に書いておくべきことがあります。GUGAは、試験画面で前の問題に戻れるか、見直し用のフラグ機能があるかを公開していません(2026年9月時点で試験概要・よくある質問を確認)。公開されているのは「一時停止する機能はない」「時間を過ぎると自動で試験終了」という点までです(出典:GUGA よくある質問)。
そのため、戻れる場合と戻れない場合の両方を想定しておくのが安全です。
戻れる場合:優先順位はこの順
- 未解答の問題。点が確実にゼロなので最優先です。
- 複数選択の問題。GUGAは出題形式を「四肢択一式(一部複数選択を含む)」と公開しています。選択数が足りているかは、考え直さなくても機械的に確認できます。
- 設問の言い回しが否定形だった問題。「適切でないもの」「誤っているもの」の読み違いは、内容を知っていても落とす種類のミスです。
- 一巡目で2択まで絞って迷った問題。ここで初めて中身を考え直します。
- まったく分からなかった問題。時間が余ったときだけ。
戻れない場合:一巡目で完結させる
戻れない画面だった場合、見直し用に残した10分は使いどころがなくなります。その前提に立つなら、一巡目の1問ごとに「否定形かどうか」「複数選択かどうか」を確認してから次へ進む運用に切り替えます。1問あたりの持ち時間は50秒ではなく60秒に戻して考えてください。
どちらになっても対応できるよう、最初の1問を開いた時点で画面に「戻る」相当の操作があるかを確認し、そこで配分を決めるのが現実的です。
前日と開始前30分に確認すること
時間配分は、始める前の準備で半分決まります。確認項目はGUGAが公開している要件に絞っています。
前日までに
- 受験期間の残り日数を数える。2026年10月試験なら受験期間は2026年10月1日〜10月31日23:59です(出典:GUGA 生成AIパスポート)。最終日に回すと、通信トラブルが起きたときの逃げ場がなくなります。
- 会員ページにログインできるかを実際に試す。当日にパスワード再設定をすると、それだけで数十分が消えます。
- 端末とブラウザを決める。GUGAが案内する動作環境は、OSがWindows 10/11・macOS 11以上、ブラウザはEdge・Firefox・Safari・Chrome(最新版推奨)、JavaScriptの有効化が必要です(出典:GUGA よくある質問)。
- 使うブラウザを最新版に更新しておく。更新は当日ではなく前日に済ませます。
- 60分を計って予想問題などを一巡し、自分の1問あたりの実測値を知っておく。
開始前30分に
- 通信を確認する。GUGAは「安定したインターネット接続(Wi-Fiまたは有線LAN)」最低5Mbps以上を挙げています。速度に不安があれば有線LANや回線の切り替えを検討します(出典:GUGA よくある質問)。
- 60分を中断できないことを前提に、席を離れなくて済む状態を作る。一時停止機能はなく、時間を過ぎると自動終了になります(同上)。飲み物、トイレ、通知のオフ、同居者への声かけまで済ませます。
- 不要なアプリとタブを閉じる。GUGAはCPUをIntel Core i5以上、メモリを16GB以上と推奨環境に挙げています(同上)。推奨に届かない端末ほど、余計なプロセスを止めておく効果が大きくなります。
- 電源に接続する。ノートPCやタブレットのバッテリー切れは、60分という長さでは起こり得ます。
- 時計を用意する。画面の残り時間表示だけに頼らず、手元でも10分ごとの通過問題数を確認できるようにしておきます。
なお、試験中に何を使ってよいかについては、GUGAのよくある質問に記載がありません。受験規約側の定めがあるため、受験ルールと不正行為の扱いを事前に確認したうえで、GUGAの公開情報に従ってください。

時間配分でよくある失敗5つ
- 最初の10問に時間を使いすぎる。序盤は丁寧に読みがちです。10分経過時点で12問に届いていなければ、その時点でペースを上げます。
- 分からない問題を無解答で飛ばす。戻れる保証がないので、必ず何かを選んでから進みます。
- 残り時間の表示を見ていない。気づいたら残り5分、が一番多い崩れ方です。10分ごとに1回だけ見る、と決めておくと確認自体に時間を取られません。
- 複数選択の問題で1つしか選ばずに進む。出題形式は「四肢択一式(一部複数選択を含む)」です。設問文の指示を毎回読みます。
- 前日に詰め込んで当日の集中が続かない。60分は中断できません。前日はシラバス改訂の変更点のような差分の確認にとどめ、新しい教材には手を出さないほうが無難です。
よくある質問
Q1. 1問あたり何秒で解けばよいですか
GUGAは1問あたりの目安時間を公開していません。公開されている60問・60分から計算すると、見直しをまったく残さない場合で60秒、見直しに10分残す場合で50秒、20分残す場合で40秒が計算上の値になります。最初の目安としては、見直し10分・1問50秒から試すのが扱いやすい配分です。
Q2. 試験中に前の問題に戻って見直せますか
2026年9月時点で、GUGAの試験概要およびよくある質問に、前の問題へ戻れるかどうかの記載はありません。公開されているのは「受験途中で一時停止する機能はございません。試験時間を過ぎますと、自動で試験終了となります。」という案内です(出典:GUGA よくある質問)。戻れない可能性を前提に、1問ごとに解答を確定させながら進めることをおすすめします。
Q3. 時間内に解き終わらなかったらどうなりますか
GUGAは「試験時間を過ぎますと、自動で試験終了となります」と案内しています(同上)。合格基準は公開されていないため、その時点の解答でどう判定されるかをこちらで断定することはできません。未解答を残さない配分にしておくことが、できる範囲の対策になります。
まとめ
- 生成AIパスポートは60問・60分、四肢択一式(一部複数選択を含む)のIBT方式です(出典:GUGA 試験概要)。
- 配分の目安は一巡50分・見直し10分=1問50秒。10分ごとに12問・24問・36問・48問・60問を通過できているかだけ確認します。
- 前の問題に戻れるかは公開されていないため、一巡目で全問に解答を入れるのが安全です。
- 一時停止機能はなく時間切れで自動終了になるため、60分間席を離れずに済む状態を開始前に作っておきます。
- 合格基準は公開されていません。「何問取ればよいか」から逆算する配分は、根拠のある形では作れません。
この記事の数値は、GUGAが公表している問題数と試験時間からの算術に限っています。試験画面の仕様に踏み込んだ受験者の公開体験談は確認できた範囲では乏しかったため、体験談に基づく記述は入れていません。仕様や日程は変わり得るので、受験前にGUGAの公式ページを必ず確認してください。
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AI資格ナビ編集部|当サイトは生成AI活用普及協会(GUGA)とは関係のない非公式の情報サイトです。本文の数値は2026年9月時点で各主催団体の公開ページを確認したものです。