結論:G検定の自宅受験で必要なのは「PC・安定した回線・対応ブラウザ」の3点です
G検定(ジェネラリスト検定)のオンライン試験は、自宅などから自分のPCで受ける形式です。受験前に用意すべきものは、一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が受験サイトで公表している範囲では、次の3点に集約されます。
- WindowsまたはmacOSのPC(スマートフォン・タブレットは推奨されていません)
- 1Mbps以上の安定した回線
- 対応ブラウザ(Chrome・Firefox・Safari・Edge)と、JavaScript・Cookie有効+ポップアップブロック解除
よく聞かれる「Webカメラは必要か」については、2026年10月時点でJDLAが公表している推奨環境・よくある質問のいずれにも、Webカメラやカメラ監視に関する要件の記載が見当たりません。つまり「必要」とも「不要」とも主催団体が明示していないのが現状です。この記事では、公表されている事実と、公表されていないことを分けて整理します。
なお、試験中に何をしてよいか・何が禁止されているかというルール面は別の問いなので、G検定の受験ルール|自宅受験で調べてよいかにまとめています。申込から結果までの段取りはG検定 受験の流れをあわせてご覧ください。
JDLAが公表しているG検定オンライン試験の推奨環境
推奨環境は、JDLAのG検定受験サイト(受験日程予約サイト)の「推奨環境について」に掲載されています。2026年10月時点で掲載されている内容は次のとおりです。

| 項目 | JDLAが公表している内容 |
|---|---|
| 対象OS | Windows・macOS。動作検証済みの版数は「Windows 11 25H2、macOS 26.6.1」(2026年7月17日10:00時点の記載) |
| 対象ブラウザ | Google Chrome・Mozilla Firefox・Safari・Microsoft Edge。動作検証済みの版数は「Google Chrome 151.0.7922.138、Mozilla Firefox 153.0.4、Safari 26.6、Microsoft Edge 151.0.4129.86」(同時点の記載) |
| 画面解像度 | 1024×768以上 |
| 接続回線 | 1Mbps以上の安定した回線 |
| ブラウザ設定 | JavaScriptとCookieを有効にする。問題文・選択肢はポップアップウィンドウで表示されるため、ポップアップブロックを設定している場合は解除する |
| 端末の種類 | 「Windows、MacOSのPC環境での受験を推奨しています。推奨環境以外での受験は誤作動、誤操作の原因になるので推奨しておりません」(JDLA よくある質問) |
| 海外からの受験 | 「推奨環境を満たしていれば海外からでも受験可能です」。ただし試験開始時間は日本標準時(同) |
| Webカメラ | 推奨環境・よくある質問のいずれにも記載が見当たりません(2026年10月時点) |
ここで注意したいのは、版数が「推奨」ではなく「動作検証済みのOS、ブラウザの版数」として、確認した日時つきで書かれている点です。OSもブラウザも自動更新されるため、記載は随時更新されます。受験前には記事の数字ではなく、受験サイトの最新表記をそのまま確認してください。
「1Mbps以上」はどのくらいか
1Mbpsは、動画会議や動画視聴に必要とされる速度より低い水準です。普段ブラウザが問題なく使えている回線なら数字自体は満たしているケースが多いと考えられますが、JDLAの表記は「1Mbps以上の安定した回線」です。瞬間的な速度より、試験時間中に途切れないことが条件だと読むのが妥当です。100分の試験中ずっと同じ回線で使い続けられるかという観点で見てください。
カメラは必要? 公表されている範囲でわかること・わからないこと
「G検定はカメラで監視されるのか」は検索でもよく見かける問いですが、結論は次のとおりです。

- わかること:JDLAが公表する推奨環境には、Webカメラ・マイク・顔認証に関する項目が含まれていません。満たすべき機器要件として挙げられているのは、OS・ブラウザ・解像度・回線の4つです。
- わからないこと:カメラが「不要」と明記された文書も、2026年10月時点では確認できていません。したがって「カメラ監視はありません」と断定することはできません。
この記事の立場は「推奨環境にカメラの要件は書かれていないため、カメラの有無を環境準備の必須項目として扱う根拠はない」というところまでです。試験中の監視・不正行為の扱いについて断定した説明を見かけても、出典が主催団体のページかどうかを必ず確認してください。
なお、同じ自宅受験(IBT)でも試験ごとに公表内容は異なります。生成AIパスポートは生成AI活用普及協会(GUGA)が別に動作環境を公表しており、求められるスペックや機器の扱いがG検定とは一致しません。混同しやすいところなので、生成AIパスポートを受ける方は生成AIパスポートの動作環境とカメラのほうを参照してください。G検定の要件をそのまま当てはめないことが大事です。
受験前日にやる4ステップ|自分のPCで何を見るか
JDLAはG検定のページで「試験開始までに必ず動作確認、操作マニュアルの確認をお願いいたします」と案内しています。よくある質問でも「G検定受験サイトにて推奨環境の確認および動作確認を行っていただきますようお願いいたします」と書かれています。前日のうちに、次の順で進めるのがおすすめです。

ステップ1:受験サイトで「動作確認」を実行する
G検定受験サイトには動作確認の導線が用意されています。ここで重要なのは、本番で使う端末・ブラウザ・回線・場所で実行することです。会社のPCで確認して自宅のPCで受験する、有線で確認してWi-Fiで受験するといったズレがあると、確認の意味が薄れます。ブラウザを複数入れている場合は、本番で使う1つに決めてから確認してください。
ステップ2:OSとブラウザの版数を受験サイトの表記と見比べる
自分のPCのOSバージョンとブラウザバージョンを調べ、受験サイトに載っている動作検証済みの版数と見比べます。大きく古い場合は、前日ではなく数日前に更新しておくほうが安全です。試験当日の朝に大型アップデートが走ると、再起動や設定の再確認で時間を取られます。逆に、更新を当日まで延期する設定にしておくのも手です。
ステップ3:ポップアップブロックを解除し、拡張機能を見直す
G検定のオンライン試験は問題文・選択肢がポップアップウィンドウで表示される仕様です。ポップアップブロックが効いていると問題が表示されない可能性があるため、該当サイトのポップアップを許可しておきます。JavaScriptとCookieも有効が条件です。あわせて、広告ブロック・翻訳・スクリーンショット系などの拡張機能は、表示に影響しうるため試験中はオフにしておくと安心です。シークレットウィンドウは拡張機能が無効になる一方でCookieの扱いが変わるため、使う場合も事前の動作確認で同じ条件を試してください。
ステップ4:回線と電源、通知を止める
回線は、可能なら有線またはルーターに近い場所を確保します。同じ回線で家族が大容量の通信をしていると不安定になりやすいので、時間帯の調整も検討してください。ノートPCはACアダプタを接続し、OSの自動更新・スリープ・各種通知をオフにします。100分(会場試験は120分)の試験中に画面が暗くなったり再起動がかかったりしないようにしておくことが目的です。
万一環境面で困ったときの連絡先は、受験サイトに問い合わせ先(jdla@jtp.co.jp/平日10:00〜17:00)が掲載されています。平日日中の対応と書かれているため、土日の試験日に当日連絡で解決する前提は立てないほうがよいでしょう。前日までに確認を終える理由はここにもあります。
よくある失敗5つ
- スマートフォン・タブレットで受けようとする:JDLAはPC環境を推奨しており、「推奨環境以外でのトラブルには対応できない場合がございます」とも案内しています。PCを用意できるかを最初に確認してください。
- ポップアップブロックに気づかない:問題文がポップアップで出る仕様を知らないと、表示されない原因がわからず時間を失います。前日の動作確認で必ず解除しておきます。
- 動作確認を別の端末でやってしまう:確認した環境と受験する環境が違えば、確認結果は本番を保証しません。
- 試験開始時刻を取り違える:回ごとに開始時刻が異なります。2026年第6回は11月6日(金)16:00〜17:40と11月7日(土)13:00〜14:40です(JDLA発表)。海外から受験する場合、開始時刻は日本標準時である点にも注意が必要です。
- 当日の朝にまとめて準備する:OS更新・ブラウザ更新・回線の切り替えはいずれも時間がかかります。問い合わせ窓口が平日日中であることを考えると、前日までに終わらせるのが現実的です。
環境に不安があるなら会場試験という選択肢もあります
G検定には自宅受験のオンライン試験のほかに、全国の指定試験会場で受ける会場試験があります。会場試験は試験時間120分(オンライン試験は100分)で、PCや回線は会場側が用意するため、自宅の環境を整える必要がありません。回線が不安定、静かな場所を確保できない、といった事情がある方は検討の余地があります。
ただし、2026年は会場試験が年3回(第2回・第3回・第5回)の予定で、オンライン試験の年6回より回数が少なく、申込時に選ぶ形式です。2026年第6回はオンライン試験のみの実施と発表されています。また会場試験では、CBTS受験者専用サイトの案内として、試験会場で本人確認書類の提示が必要(学生料金の場合は学生証)、手荷物は指定のロッカーに預ける、筆記用具とメモ用紙は会場で配布、電卓の持ち込みは不可で必要な場合は画面上の電卓を使う、といった運用が示されています。自宅受験とは準備の中身が変わるので、形式を決めてから当日の持ち物を確認してください。
まとめ:前日チェックリスト
G検定オンライン試験の受験料は一般13,200円(税込)、学生5,500円(税込)です。環境の確認漏れで実力以外の理由に左右されるのは避けたいところです。前日に次の項目を上から順に確認してください。
- WindowsまたはmacOSのPCを本番で使う(スマホ・タブレットではない)
- OS・ブラウザの版数を受験サイトの動作検証済み表記と見比べた
- 受験サイトの動作確認を、本番と同じ端末・ブラウザ・回線・場所で実行した
- JavaScriptとCookieが有効、ポップアップブロックを解除した
- 影響しそうな拡張機能をオフにした
- 回線は安定しているか(1Mbps以上かつ試験中に途切れない見込み)
- ACアダプタを接続し、自動更新・スリープ・通知をオフにした
- 受験回の開始時刻を正しく把握している(日本標準時)
推奨環境の数値や動作検証済みの版数は更新されます。本記事は2026年10月時点のJDLA公表内容をもとにしていますので、受験前にはかならず主催団体のページで最新の記載をご確認ください。
よくある質問(FAQ)
Q1. G検定の自宅受験にWebカメラは必要ですか?
2026年10月時点で、JDLAが公表している推奨環境およびよくある質問には、Webカメラに関する要件の記載が見当たりません。機器要件として挙げられているのはOS・ブラウザ・画面解像度・接続回線です。一方で「カメラは不要」と明記した公表資料も確認できていないため、当サイトでは断定していません。受験前に受験サイトの最新の案内をご確認ください。
Q2. スマートフォンやタブレットで受験できますか?
JDLAのよくある質問では「Windows、MacOSのPC環境での受験を推奨しています。推奨環境以外での受験は誤作動、誤操作の原因になるので推奨しておりません」と案内されています。あわせて「推奨環境以外でのトラブルには対応できない場合がございますので、予めご了承ください」とも書かれているため、PCでの受験をおすすめします。
Q3. 試験中に通信が切れた場合はどうなりますか?
通信が切れた場合の再開可否や取り扱いについて、当サイトが確認した範囲ではJDLAが明文で公表している案内を見つけられていません。したがって「再開できる」「失格になる」のいずれも断定できません。受験サイトには問い合わせ先(jdla@jtp.co.jp/平日10:00〜17:00)が掲載されていますが、対応時間が平日日中であることを踏まえ、前日までに回線と電源の確認を済ませておくのが現実的な備えです。
あわせて読みたい
出典
- G検定とは|一般社団法人日本ディープラーニング協会(試験形式・試験時間・出題数・受験料・2026年の日程・動作確認の案内)
- G検定(ジェネラリスト検定)受験日程予約サイト|推奨環境について(対象OS・ブラウザ・画面解像度・接続回線・ブラウザ設定・問い合わせ先)
- G検定のよくある質問|JDLA(PC環境の推奨・推奨環境外の扱い・海外からの受験)
- 「2026年 第6回 G検定(ジェネラリスト検定)」受験申込開始のお知らせ|JDLA(第6回の試験日時・申込期間・受験料)
- JDLA G検定受験サイト 受験当日の操作マニュアル(PDF)
- G検定 Onsite|CBTS受験者専用サイト(会場試験の本人確認書類・持ち物)
※当サイトは主催団体とは関係のない非公式の情報サイトです。本記事は2026年10月時点の公表情報をもとにしています。