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G検定の受験ルール|自宅受験で調べてよいか・禁止事項と失格の扱い

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G検定の受験ルール|自宅受験で調べてよいか・禁止事項と失格の扱い

G検定のオンライン試験は自宅で受けます。そのため「手元の本やインターネットで調べながら解いてよいのか」「見たら失格になるのか」が、受験直前にいちばん多く出る疑問です。

結論を先に書きます。2026年10月時点で、JDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)は「試験中に書籍やインターネットを参照してよい」とも「参照は禁止」とも公表していません。公表されているのは、受験サイト利用規約 第8条の禁止事項(試験問題の漏えい、不正の目的での利用など)と、試験時間・出題数・推奨環境といった実施上の条件だけです。

この記事では、JDLAが公開しているページに書いてあることだけを根拠に、禁止されていること・条件として決まっていること・公表されていないことを分けて整理します。公表されていない論点については、推測で「大丈夫です」と書くことはしません。

G検定の受験ルールを「公表されている禁止事項」「公表されている実施条件」「公表されていないこと」の3つに切り分けた図
G検定の受験ルールは「禁止と明記」「条件として明記」「公表されていない」の3層に分かれます(2026年10月時点のJDLA公開情報にもとづく整理)

結論:「禁止と書かれていない」は「許可されている」ではありません

自宅受験で参照の可否が気になるのは当然ですが、JDLAの公開情報を読むかぎり、この論点は「白」でも「黒」でもなく「公表されていない」が正確な答えです。そのうえで、2つ押さえておきたい点があります。

1つ目は、受験サイト利用規約 第8条に包括的な禁止条項が入っていることです。第8条第1項には「(1)本サービスを不正の目的をもって利用すること」「(6)その他当社が不適当と判断する行為」という項目があります。個別の行為が名指しされていなくても、この条項の対象になりうる構造になっています。したがって「書いていない=何をしても安全」とは読めません。

2つ目は、受験当日に画面上で表示される案内が存在しうることです。JDLAは「試験当日までに、試験開始までに必ず動作確認、操作マニュアルの確認をお願いいたします」と案内しています。操作マニュアルや受験画面に書かれている注意事項は一般公開されていないため、この記事では引用できません。公開ページの記載と当日画面の案内が食い違う場合は、当日その場に表示されているものが優先されると考えてください。

不安を一本で解消したいという気持ちに対しては、「調べてよいかは公表されていないので、調べなくても時間内に解ける状態をつくっておくのがいちばん確実です」というのが、公開情報から導ける範囲の答えになります。オンライン試験は100分で145問程度のため、1問あたりの持ち時間は40秒ほどです。調べる余裕を前提に計画を立てる設計そのものが、時間配分の面でも成立しにくい点は押さえておきたいところです。

JDLAが公表しているG検定の事実(2026年10月時点)

ルールの話をする前に、前提となる試験の条件を確認します。いずれもJDLAの「G検定とは」ページおよび公式FAQに記載されている値です。

  • 受験資格:制限はなく、どなたでも受験可能(公式FAQ)
  • 試験時間:オンライン試験は100分、会場試験は120分
  • 出題数:受験形式に関係なく145問程度
  • 出題形式:知識問題(多肢選択式)
  • 受験料:一般13,200円(税込)/学生5,500円(税込)
  • 出題範囲:シラバスより出題。【技術分野】人工知能とは/人工知能をめぐる動向/機械学習の概要/ディープラーニングの概要/ディープラーニングの要素技術/ディープラーニングの応用例/AIの社会実装に向けて/AIに必要な数理・統計知識、【法律・倫理分野】AIに関する法律と契約/AI倫理・AIガバナンス
  • 合否通知:試験から2〜3週間程度で、受験サイトに登録したメールアドレス宛に通知

なお、シラバスは改定されることがあります。改定後に受験する場合、旧版の教材で勉強した部分をどう埋めるかという問題が出てきます。試験は違いますが、考え方の型は生成AIパスポートのシラバス改訂|変更点と旧版で勉強した人の埋め方で整理しているので、進め方の参考になります。G検定のシラバスの現行版は、必ずJDLAの「G検定とは」ページで確認してください。

そして、合格基準について公式FAQははっきりこう書いています。「合格ラインおよび得点については開示しておりません。ご了承ください。」

「G検定の合格ラインは7割程度」という記述を見かけることがありますが、これはJDLAの公表値ではありません。主催団体が非開示としている以上、本記事でも具体的な割合は書きません。自己採点で合否を見積もることはできない、と理解しておくのが安全です。

直近の日程としては、2026年第6回のオンライン試験が2026年11月6日(金)16:00〜17:40および11月7日(土)13:00〜14:40に実施され、個人申込の受付期限は2026年10月29日と案内されています。なお、お申込み後のオンライン試験と会場試験の変更・振替はできません。

受験サイト利用規約 第8条|禁止と明記されている6項目

G検定で「禁止事項」として明文化されているのは、受験サイト利用規約の第8条です(2023年6月30日改定版)。第1項には次の6項目が並んでいます。

受験サイト利用規約 第8条第1項の禁止事項6項目を並べた図
利用規約 第8条第1項の禁止事項。(1)と(6)が包括条項になっているのが特徴です
  1. 本サービスを不正の目的をもって利用すること
  2. 受験チケット、クーポンの転売行為または不正取得
  3. 当社、または第三者の著作権、商標権その他の権利を侵害する行為、またはそのおそれのある行為
  4. 本サービス上で提供される試験問題の全部もしくは一部において、漏えいにつながる一切の行為、またはそのおそれのある行為(文書、口頭、電子的データ、機械によるいかなる形式での保存、変更、複製、配布、送信、公開、出版等)
  5. 本サービスの運営を妨害する行為
  6. その他当社が不適当と判断する行為

さらに第2項で「前項に違反したことによる結果については、当該違反をした利用者が責任を負い、当社は一切責任を負わないものとします」と定められています。

受験者がもっとも触れやすいのは(4)の漏えい

実務上、一般の受験者がうっかり踏みやすいのは(4)です。条文は「保存、変更、複製、配布、送信、公開、出版等」と広く書かれており、手元に問題文を書き写して残すこと(保存)も、SNSや学習コミュニティに書くこと(公開・送信)も、文言上は対象に含まれます。「自分の復習用だから」「問題文そのままではなく要約だから」という区別は条文には書かれていません。

JDLAはこの条項について実際に対応した例も公表しています。2019年1月24日のお知らせでは、G検定の過去問が無断で販売されていた事案について、著作権侵害と判断して販売の差し止めを行ったこと、今後同様の違反行為を発見した場合は「法的手続に移行する可能性がございます」と案内しています。

この点は、受験後の行動として気をつけるべきルールです。試験が終わったあとに問題を書き残したり共有したりしないことは、公開情報から明確に言える数少ない「やってはいけないこと」です。

市販の「過去問」をどう考えるか

JDLAが公開しているのは例題です(「G検定の例題」ページ)。上記のお知らせの経緯もあるため、「本物の過去問」をうたう非公式教材は、出所の点で慎重に見たほうがよいでしょう。出題範囲(シラバス)にもとづいて作られた練習問題・予想問題として使う分には問題ありませんが、「これが実際に出た問題だ」という売り文句は、主催団体の立場と整合しません。

公表されていないこと|ここは埋めずに残します

2026年10月時点で、JDLAの公開ページ(「G検定とは」「G検定のよくある質問」「利用規約」)を見るかぎり、次の論点には記載が見当たりません。つまり公表されていません。

  • 試験中に書籍・インターネット・検索を参照してよいか(可否いずれの記載も見当たりません)
  • オンライン試験でカメラ・マイクによる監視(リモート監督)があるか
  • オンライン試験で試験中の本人確認を行うか、その方法(会場試験については本人確認書類の提示が公表されています)
  • 複数モニター・デュアルディスプレイの可否
  • 試験中の離席の可否
  • 失格・合格取消の条件、不正行為を認定する手続き(利用規約にも失格条項は見当たりません)
  • 合格ラインおよび得点(公式FAQで非開示と明記)
  • 試験中に通信が切れた場合の救済措置

このリストを「不親切だ」と読む必要はありません。むしろ受験前に確認しておくべき質問リストとして使えます。どうしても判断が必要な項目があれば、推測で動くのではなく、オンライン試験はG検定試験事務局(jdla@jtp.co.jp)へ、試験当日はJDLAが案内している当日専用窓口へ問い合わせるのが筋の通った進め方です。本記事は非公式の情報サイトのため、主催団体に代わって可否を回答することはできません。

参考として、同じく自宅でのオンライン受験を行う生成AIパスポートでは、動作環境やカメラ、途中退出の扱いについて公表の範囲が異なります。比較してみると「どこまで公表するか」は試験ごとにかなり違うことがわかります。くわしくは生成AIパスポートの動作環境|カメラ要件と途中退出の扱いで整理しています。

オンライン試験と会場試験|公表されているルールの差

同じG検定でも、公表されているルールの細かさは受験方式でかなり違います。会場試験(Onsite)は持ち込み物まで明文化されている一方、オンライン試験は実施条件が中心です。なお公式FAQは「同一の資格となり、受験方式が自宅受験か会場受験かの違いのみ」としています(合格証書・合格認証ロゴは受験形式に合った仕様で発行)。

G検定 オンライン試験と会場試験で公表されているルールの比較(2026年10月時点・JDLA公開情報)
項目 オンライン試験(自宅受験) 会場試験(Onsite)
試験時間 100分 120分
出題数 145問程度 145問程度
持ち込み物 公表されていない 会場の指示に従う。携帯電話や上着などの手荷物はすべて指定のロッカーに預ける
筆記用具・メモ用紙 公表されていない 会場で貸与され、試験終了後に回収
電卓 公表されていない 持ち込み不可。必要な場合はCBT画面上の電卓を使用
本人確認 公表されていない 本人確認書類が必要。学生料金の場合は学生証の提示
遅刻の扱い 開始10分前に試験が表示される。公表されている遅刻規定は見当たらない(100分経過で自動終了) 開始時刻から30分までは遅刻を認める(終了時刻の繰り下げなし)。30分超は受験できず欠席
一時停止 できない。100分経過で自動終了 公表されていない
予約のキャンセル 受験日の前々日23:59:59まで(受験チケット自体の払い戻しは不可) 受験日3日前の23:59:59まで。所定の手数料がかかる

「公表されていない」が並ぶのはオンライン側です。規約や失格条件を明確にしたうえで受けたい人は、会場試験のほうが事前に読める情報が多いという選び方もできます。ただし会場試験は年3回(2026年は3月・5月・9月)で、オンライン試験の年6回より機会が少ない点は考慮が必要です。

オンライン試験当日の流れと、規約の内側で受けるための準備

公表されている条件から、当日の進み方は次のように決まっています。

G検定オンライン試験当日の流れ。開始10分前に試験が表示され、開始後は一時停止できず100分で自動終了するまでを時系列で示した図
オンライン試験当日の流れ。「10分前に表示」「一時停止なし」「100分で自動終了」が公表されている3つの固定点です
  1. 試験日までに動作確認を済ませる。JDLAは試験開始までに動作確認と操作マニュアルの確認を案内しています。受験サイトのURLを、受験に使うPCにブックマークしておくのも案内されている準備です。
  2. 推奨環境のPCを用意する。WindowsまたはmacOSのPC環境での受験が推奨されています。スマートフォンやタブレットは「誤作動、誤操作の原因になるので推奨しておりません」とされ、推奨環境以外でのトラブルには対応できない場合があると明記されています。
  3. 開始10分前を待つ。受験サイトに試験が表示されるのは試験開始時刻の10分前です。それより前にログインしても表示されません。
  4. 100分を走り切る。試験の途中で一時停止することはできず、試験開始から100分が経過すると自動で試験終了になります。
  5. 終わったら問題を書き残さない。前述の第8条(4)に該当する行為を避けます。

海外から受験する場合は、推奨環境を満たしていれば受験可能ですが、試験開始時間は日本標準時です。時差の計算を間違えると、10分前の表示タイミングを逃します。

よくある失敗6つ

  1. 「合格ラインは7割」を前提に学習計画を立てる。JDLAは合格ラインおよび得点を開示していません。目標点を置くのは自由ですが、それは主催団体の基準ではありません。
  2. 調べながら解く前提で時間配分を組む。100分で145問程度のため、1問あたり約40秒です。可否が公表されていないうえ、時間設計としても成立しにくい前提です。
  3. 開始10分前より早くログインして「表示されない」と焦る。仕様どおりの挙動です。
  4. 一時停止できると思って離席する。一時停止はできず、100分経過で自動終了します。
  5. スマートフォンやタブレットで受験しようとする。推奨環境外であり、トラブル時に対応できない場合があると案内されています。
  6. 受験後に問題の内容をSNSや学習コミュニティに書く。利用規約 第8条(4)の文言は「保存、変更、複製、配布、送信、公開、出版等」と広く、復習目的の書き写しも文言上は対象に含まれます。

なお、予定変更の可能性がある人はキャンセル期限(受験日の前々日23:59:59)を先にカレンダーに入れておくと安全です。購入済みの受験チケット自体は、債務不履行による解除を除き、いかなる理由でもキャンセル・払い戻しができないと公表されています。

FAQ

Q1. G検定のオンライン試験は、カメラで監視されますか?

2026年10月時点で、JDLAの「G検定とは」「G検定のよくある質問」「利用規約」のいずれにも、カメラ・マイクによる監視やリモート監督に関する記載は見当たりません。公表されていないため、「ある」「ない」のどちらとも断定できません。会場試験については本人確認書類の提示が必要であることが公表されています。確認が必要な場合はG検定試験事務局にお問い合わせください。

Q2. 試験中に検索したり、テキストを見たりしてよいのですか?

JDLAの公開ページには、可否どちらの記載も見当たりません。一方で利用規約 第8条第1項には「(1)本サービスを不正の目的をもって利用すること」「(6)その他当社が不適当と判断する行為」という包括条項があります。記載がないことを「許可されている」と読み替えないのが安全な解釈です。受験サイトの操作マニュアルや当日画面に注意事項が表示される場合は、そちらに従ってください。

Q3. 合格ラインは何割ですか?不合格だった場合、何点だったか分かりますか?

公式FAQに「合格ラインおよび得点については開示しておりません。ご了承ください。」と明記されています。合否は試験から2〜3週間程度でメールで通知されますが、得点の開示は行われていません。なお、2年以内の再受験者には割引クーポンの案内があり、合否通知メール内でクーポンコードが送付されるとされています。

まとめ

  • G検定のオンライン試験(自宅受験)で調べながら解いてよいかは、2026年10月時点でJDLAから公表されていません。可否どちらの記載も公開ページには見当たりません。
  • 明文化されている禁止事項は受験サイト利用規約 第8条(2023年6月30日改定)です。とくに(4)の試験問題の漏えいは範囲が広く、受験後の書き残し・共有も文言上は対象に含まれます。
  • 第8条には「不正の目的での利用」「その他当社が不適当と判断する行為」という包括条項があるため、「書かれていない=安全」とは読めません。
  • 固定されている条件は、開始10分前に試験が表示される/一時停止できない/100分で自動終了/WindowsまたはmacOSのPCを推奨です。
  • 合格ラインと得点は非開示と公式FAQに明記されています。7割などの具体的な数値は主催団体の公表値ではありません。
  • 失格条件まで事前に読んで臨みたい場合は、持ち込みルールが明文化されている会場試験(年3回)という選択肢もあります。

最新の日程・受験料・規約は必ずJDLAの公式ページで確認してください。本記事はJDLAとは関係のない非公式の情報サイトによる整理です。

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出典

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