AI資格ナビ AI資格の難易度・勉強法がわかる

AI資格ナビ JOURNAL

記事を読む AI資格を、確かな情報で、最短で
生成AIパスポート

生成AIパスポートの参考書|独学の教材の選び方と組み方

⏱ 約13分で読めます
生成AIパスポートの参考書|独学の教材の選び方と組み方

生成AIパスポートの参考書を探し始めると、最初にぶつかるのが「公式テキストは何版を買えばよいのか」という疑問です。ネット書店には版の違う本が並び、中古も出回ります。ここを間違えると、出題範囲から外れた内容を勉強することになります。

この記事では、一般社団法人 生成AI活用普及協会(以下、GUGA)が公開している情報だけを使って、シラバスの版とテキストの版の対応、買う前の版の確認手順、旧版を買ってしまった場合の埋め方、そして無料の公式教材を含めた独学の組み方を整理します。

本記事の版・価格・日付はすべて2026年9月時点のGUGA公表値です。購入前には必ず公式ページで最新の情報を確認してください。

結論:2026年の試験を受けるなら公式テキストは第4版。無料の公式教材を先に使う

先に結論を2つ書きます。

  • 版の答え:2026年2月試験以降を受けるなら、GUGAが案内している公式テキストは第4版です。第4版は2025年10月1日(水)から販売が始まっており、2026年2月試験から適用される改訂後のシラバスに対応しています。
  • 買う順番:参考書選びで最初に決めるのは「どの本にするか」ではなく、無料の公式教材をどこまで先に使うかです。シラバスPDF・サンプル問題・AIクイズアプリはいずれも無料で、これらを先に一巡すると「自分に足りないのは通読用の本か、演習用の本か」が決まります。

この2つが決まれば、あとは予算に合わせて足すだけです。以下、版の話から順に説明します。シラバス改訂そのものの中身(何が増えたか)は生成AIパスポートのシラバス改訂|変更点と旧版で勉強した人の埋め方で詳しく扱っています。

公式テキストは何版を買えばよい?|シラバス版との対応

「何版か」は、本の新しさではなく受ける試験回に適用されるシラバスの版で決まります。GUGAはシラバスを改訂するたびに、対応する公式テキストの新しい版の販売開始を告知しています。つまり、シラバスの版とテキストの版は一対一で対応しています。

いま有効なシラバスは「2026年2月試験より適用」版

GUGAが公開しているシラバスPDFの冒頭には、「【生成AIパスポート試験シラバス】(2026年2月試験より適用)」と書かれています。表は「大項目/中項目/学習目標/学習項目/詳細キーワード」の5列で構成され、第1章「AI(人工知能)」から始まります。

旧版は「2025年10月試験まで」のシラバスで、こちらは2025年2月試験から適用されていたものです。GUGAは現行版と旧版の両方をPDFで公開しているため、手元の教材がどちらに対応しているかは自分で突き合わせられます。

試験回・シラバス・テキストの版の対応(2026年9月時点)

受ける試験回 適用されるシラバス(GUGAの表記) GUGAが案内した公式テキストの版
2026年2月試験以降(2・4・6・8・10月) 2026年2月試験より適用 第4版(2025年10月1日販売開始)
2025年2月試験〜2025年10月試験 2025年10月試験まで(2025年2月試験より適用) 第3版(2024年10月1日販売開始)
2025年1月以前の試験 さらに前の版 第2版以前

これから受験する方が見るべき行は一番上だけです。2026年中に受ける試験は2月・4月・6月・8月・10月のいずれも同じシラバス(2026年2月試験より適用版)なので、10月試験を受ける人も第4版で構いません。

試験回とシラバスの版と公式テキストの版の対応を示した時系列図
図1:シラバスの版とテキストの版の対応(2026年9月時点のGUGA公表情報をもとに編集部が作成)

買う前に版を確認する4ステップ

書名が同じでも版が違う本は見分けがつきにくいため、次の順で確認してください。所要時間は5分ほどです。

  1. GUGAの紹介ページで、いま案内されている版を見る — 公式テキストの商品リンクには「第4版」のように版が入っています。ここが基準です。
  2. 受ける試験回を決めて、上の表で適用シラバスを確認する — 申込期間と試験期間は回ごとに決まっています。日程は生成AIパスポートの試験日程と申込方法にまとめています。
  3. 買おうとしている本の商品ページで、版と発売日を確認する — 公式テキスト以外の公認テキストは、版数ではなく「改訂版」「〇年度版」といった表記や、発売日で新旧が分かれることがあります。2025年10月1日より前に出た本は、改訂前のシラバスに基づいて書かれている可能性があります。
  4. 目次に「RAG」「AIエージェント」「AI新法」があるか見る — 今回の改訂で追加された内容です。目次が公開されている本なら、これが実質的な版の見分け方になります。

とくに注意したいのが中古です。中古で安く出ている本は、旧シラバス対応の版であることがあります。価格だけで選ばず、必ず版と発売日を見てください。

第4版には正誤表が出ている(2025年11月10日発表)

版の確認とあわせて見ておきたいのが正誤表です。GUGAは2025年11月10日に「『生成AIパスポート 公式テキスト』訂正のお知らせ」を出しています。公表されている内容は次のとおりです。

  • 対象は、2025年10月1日(水)から販売を開始した第4版
  • 誤植箇所の一覧と正しい記載内容は、GUGAが公開している正誤表PDFで確認できる
  • 2025年11月10日(月)より修正版の販売を開始
  • 2025年10月1日(水)〜11月9日(日)に第4版を購入した人には、2025年11月下旬ごろに修正版を無償で配送

第4版を持っている方は、まず正誤表に目を通してください。同じ第4版でも、修正前に購入したものと修正版とで記載が異なる箇所があります。

旧版(第3版以前)を買ってしまった場合の埋め方

すでに旧版を買ってしまった場合でも、買い直しが必須とは限りません。GUGAが公表している改訂の方向は次の3点で、章立てそのものが入れ替わったという案内は出ていません。

  • 最新モデル・ツールの反映 — ChatGPTの最新モデル、Gemini、Claude、Copilotなどへの言及を追加
  • RAG・AIエージェントに関する項目の追加
  • AI事業者ガイドラインの改訂およびAI新法への対応

つまり、旧版は「AIの基礎」「生成AIの仕組み」といった土台の部分は読める本として使えます。そのうえで、足りない分を次の順で埋めます。

  1. 現行シラバスPDFを開き、旧版の目次と突き合わせる — 詳細キーワードの列を上から見て、手元の本の索引に無い語に印を付けます。これが差分の一覧になります。
  2. 印を付けた語のうち、「RAG」「AIエージェント」「AI新法」を優先する — GUGAが改訂内容として名指ししている領域です。
  3. その3領域だけを公式情報で埋める — シラバスの詳細キーワードと、AI事業者ガイドラインなどの公的資料の当該箇所を読みます。
  4. サンプル問題とAIクイズアプリで出題の粒度を確認する — 旧版で身についた知識が、いまの出題形式で使える状態かを見ます。

この手順の詳しい版はシラバス改訂の記事に置いてあります。差分の中身まで確認したい方は生成AIパスポートのシラバス改訂|変更点と旧版で勉強した人の埋め方をあわせてご覧ください。

なお、「旧版だけで合格できるか」「差分を埋めれば足りるか」を断定できる公開データはありません。GUGAは特定の教材で合格できるかどうかを公表していないため、判断材料になるのはシラバスとの突き合わせ結果だけです。差分が多いと感じたら、第4版を買い直したほうが結果的に早いこともあります。

旧版を買った場合に現行シラバスと突き合わせて差分を埋める4ステップの図
図2:旧版で勉強した場合の差分の埋め方(GUGA公表の改訂内容をもとに編集部が作成)

生成AIパスポートの教材は3層に分かれる

版の話が片付いたら、次は「どの教材を組み合わせるか」です。GUGAとの関係で分けると、教材は3層になります。この順番で上から使うのが、費用と確実性の両面で合理的です。

  • 第1層:GUGAが配布・発行しているもの — シラバスPDF、サンプル問題、AIクイズアプリ、公式テキスト第4版。前の3つは無料で、公式テキストは電子書籍版1,782円(税込)・製本版1,980円(税込)です。
  • 第2層:GUGAが監修・公認しているもの — 紹介ページの公認テキスト欄に載っている書籍と、認定試験対策講座。価格は書籍ごとに異なります。
  • 第3層:それ以外 — 公認欄に掲載のない市販書籍、動画講座、まとめ記事。使ってはいけないという意味ではありませんが、対応シラバスの版を自分で確認する必要があります。

第3層の教材が悪いということではありません。ただ、第1層・第2層はGUGAが版を明示しているという一点で確認の手間が少なく、旧シラバスを踏む事故が起きにくくなります。

生成AIパスポートの教材をGUGAとの関係で3層に分けた地図
図3:教材の3層(2026年9月時点のGUGA公開情報をもとに編集部が作成)

無料で手に入る公式教材3つ

お金を払う前に使えるものが3つあります。いずれもGUGAが公開しているものです。

1. シラバスPDF

出題範囲そのものです。「大項目/中項目/学習目標/学習項目/詳細キーワード」の5列で、第1章「AI(人工知能)」から章ごとに範囲が示されています。参考書を買うかどうかの判断も、旧版との差分確認も、すべてこのPDFが基準になります。まず印刷して、詳細キーワードの列に「説明できる/名前は知っている/知らない」の印を付けてみてください。

2. サンプル問題

GUGAが公開している四肢択一式のサンプル問題です。問題数は少ないので演習量にはなりませんが、「この範囲がどの粒度で問われるか」を確認する用途には十分です。参考書を買う前にこれを解くと、必要な本のタイプが分かります。

3. AIクイズアプリ

LINE公式アカウントで配信されている○×形式のクイズです。公式テキストをAIが学習して問題を生成する仕組みだとGUGAは案内しています。通勤時間などの隙間に使えます。

なお、GUGAは過去問を公開していません。「過去問」を名乗る市販教材や記事を見かけたら、それが実際には出題範囲に基づく予想問題・練習問題であることを前提に扱ってください。この点は生成AIパスポートに過去問はある?|公開状況と代わりに使える教材で整理しています。演習量を足したい方は生成AIパスポートの予想問題|章別の解き方と落とし穴もあわせてどうぞ。

公認テキスト欄に載っている書名(2026年9月時点)

GUGAの紹介ページには、公認テキストとして次の書名が掲載されています(ページの掲載順。編集部の推奨順位ではありません)。

  • 生成AIパスポート 公式テキスト
  • 生成AIパスポート テキスト&問題集
  • 生成AIパスポート テキスト&演習問題
  • マンガで合格! 生成AIパスポート テキスト&問題集
  • 生成AIパスポート 公認テキスト&問題集
  • 生成AIパスポート 教科書&問題集

このうち、GUGAが版や価格まで詳しく告知しているのは次の2点です。

  • 生成AIパスポート 公式テキスト 第4版(GUGA発行)— 2025年10月1日販売開始。電子書籍版1,782円(税込)/製本版1,980円(税込)。
  • マンガで合格! 生成AIパスポート テキスト&問題集(KADOKAWA発行、GUGA監修)— 2026年2月5日(木)発売、2,090円(税込)。GUGAの案内では、シラバスの内容に準拠し、第6章に模擬試験が収録されています。

掲載されている書籍の中身をAI資格ナビ編集部が読み比べて検証したわけではありません。掲載は公認の有無を示すもので、品質の順位付けではありません。どれを選ぶ場合でも、商品ページで版と発売日を確認する手順は変わりません。

予算別:独学の組み合わせ3パターン

費用の目安として、無料教材を起点にした3パターンを挙げます。金額はGUGA公表の税込価格です。

  • パターンA(0円で始める):シラバスPDF+サンプル問題+AIクイズアプリ。合計0円。まずここから始めて、詰まる章が出たらBへ進みます。
  • パターンB(通読用を1冊足す):パターンA+公式テキスト第4版。合計1,782円(電子書籍版)または1,980円(製本版)。用語の土台から積みたい人向けです。
  • パターンC(通読+演習):パターンB+模擬試験が付いた公認テキスト1冊。合計3,872円または4,070円(KADOKAWA刊2,090円を足した場合)。時間を計った通し演習をしたい人向けです。

受験料は別途かかります。2026年9月時点で一般11,000円(税込)、学生5,500円(税込)です。受験料と支払い方法は生成AIパスポートの費用|受験料と教材の公開価格にまとめています。

なお、独学と認定試験対策講座のどちらが有利かを示す比較データは、2026年9月時点では公開されていません。効果を断定している説明を見かけたら、根拠を確認してください。

よくある失敗5つ

  • 中古で旧シラバス対応の版を買ってしまう — 2025年10月1日より前に出た本は改訂前の内容である可能性があります。価格の前に版と発売日を見てください。
  • 第4版の正誤表を見ていない — 2025年11月10日に訂正のお知らせが出ています。修正前に購入した人は正誤表の確認が必要です。
  • 公開されていない「過去問集」を探し続ける — GUGAは過去問を公開していません。探す時間をシラバスの突き合わせに回したほうが確実です。
  • 公認テキスト欄の掲載順を「おすすめ順」だと思う — 掲載順に意味があるという案内はGUGAから出ていません。
  • 本を買った時点で満足する — シラバス全5章を一巡し、時間を計った通し演習を1回する。ここまでやって初めて教材が機能します。勉強の進め方は生成AIパスポートの勉強法|出題範囲と勉強時間の目安にまとめています。

まとめ

「公式テキストは何版か」の答えは、2026年9月時点では第4版です。2025年10月1日から販売されており、2026年2月試験以降に適用されるシラバスに対応しています。2026年の2月・4月・6月・8月・10月試験はすべて同じシラバスなので、年内の受験ならこの1冊で版の心配はいりません。ただし、2025年11月10日に正誤表が出ている点は必ず確認してください。

買う前の確認は4ステップです。GUGAの紹介ページで現行の版を見る/受験回の適用シラバスを表で確認する/商品ページで版と発売日を見る/目次に「RAG」「AIエージェント」「AI新法」があるか見る。この4つで、旧版を踏む事故はほぼ防げます。

そして、本を買うのは無料の公式教材を一巡したあとで構いません。シラバスPDF・サンプル問題・AIクイズアプリの3つは0円で、ここを通ると「通読用の本が要るのか、演習用の本が要るのか」が自分で分かります。足りない分だけ足す——これが教材費を抑えつつ出題範囲を外さない組み方です。

よくある質問

生成AIパスポートの公式テキストは何版を買えばよいですか

2026年9月時点でGUGAが案内しているのは第4版です。第4版は2025年10月1日(水)から販売されており、2026年2月試験から適用されるシラバスに対応しています。2026年の2月・4月・6月・8月・10月試験は同じシラバスが適用されるため、年内に受験するなら第4版を選べば版の点では問題ありません。あわせて、2025年11月10日に発表された正誤表を確認してください。

第3版など古い版のテキストは使えませんか

まったく使えないわけではありません。GUGAが公表している改訂内容は「最新モデル・ツールの反映」「RAG・AIエージェントの追加」「AI事業者ガイドライン改訂およびAI新法への対応」の3方向で、章立てが入れ替わったという案内は出ていません。そのため、AIの基礎や生成AIの仕組みといった土台の部分は旧版でも読めます。ただし、追加された領域は自分で埋める必要があります。現行のシラバスPDFの詳細キーワードと手元の本の索引を突き合わせ、無い語を洗い出してください。なお、旧版だけで合格できるかどうかを断定できる公開データはありません。

中古で買っても大丈夫ですか。版はどこで見分けますか

中古そのものに問題はありませんが、版の確認は必須です。見分け方は3つあります。1つめは書誌情報の「第◯版」の表記、2つめは発売日(公式テキスト第4版は2025年10月1日販売開始、それより前に出た本は改訂前のシラバスに基づく可能性があります)、3つめは目次に「RAG」「AIエージェント」「AI新法」が入っているかどうかです。とくに公式テキスト以外の公認テキストは版数ではなく発売日で新旧が分かれることがあるため、発売日を優先して見てください。

あわせて読みたい

出典(2026年9月時点)

本記事は2026年9月時点の公開情報にもとづくAI資格ナビ編集部の整理です。AI資格ナビは主催団体とは関係のない非公式の情報サイトです。版・価格・試験制度は変更される場合があるため、購入・申込の前に必ず公式ページをご確認ください。

当サイトは、各資格の主催団体(GUGA・JDLA・データサイエンティスト協会など)とは関係のない、非公式の情報サイトです。試験日程・受験料・出題範囲・合格基準は主催団体の公式発表を一次情報として確認してください。