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E資格の難易度と合格率|回ごとの受験者数と合格ラインの見方

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E資格の難易度と合格率|回ごとの受験者数と合格ラインの見方

E資格(エンジニア資格)の合格率は、JDLA(日本ディープラーニング協会)の発表値で2026年第1回が69.17%、直近5回はいずれも66%台〜72%台で推移しています。数字だけを見れば高めですが、E資格はJDLA認定プログラムを修了した人しか受験できない試験です。合格率の分母には「講座を修了した人」しか入っていません。この記事では、JDLAが回ごとに公表している受験者数・合格者数と、公表されていない合格ラインの扱いを、2026年9月時点の一次情報だけで整理します。

結論:合格率は約7割、ただし「7割が受かる試験」ではありません

先に結論をまとめます。

  • 結論:E資格の合格率はJDLA発表で2026年第1回が69.17%。ただし受験者は全員が認定プログラム修了者で、母集団があらかじめ絞られています。
  • 要点1:受験者数は1回あたり900名台〜1,300名台。同じJDLAのG検定(2026年第2回で12,027名受験)と比べて桁が1つ違います。
  • 要点2:合格基準(合格ライン)は、2026年9月時点でJDLA公式サイトに記載を確認できません。公表されているのは回ごとの合格率と分野別平均得点率です。
  • 要点3:難しさの実体は「試験当日の正答率」だけでなく、受験までに認定プログラムを修了する必要があるという構造にあります。
  • この記事の対象:E資格を受けるか迷っている社会人・学生と、社員に取らせるか検討している人事・研修担当者。
  • 今日やること:JDLAのE資格公式ページで直近の試験日程を確認し、その日から逆算して認定プログラムの修了が間に合うかを見る。

難易度や必要な勉強時間は、主催団体が公表している値ではありません。この記事で「目安」と書いている箇所は、JDLAの公表値と公開されている試験仕様から導いた読み方であり、合否を保証するものではありません。

回ごとの受験者数と合格率(JDLA発表値)

JDLAは、E資格の実施回ごとに受験者数・合格者数・合格率をニュースリリースで発表しています。2026年9月時点で確認できる直近5回は次のとおりです。

E資格の回別 受験者数・合格者数・合格率(JDLA発表値、2026年9月時点)
回 結果発表日 受験者数 合格者数 合格率
2024#1 2024年3月8日 1,194名 867名 72.61%
2024#2 2024年9月20日 906名 600名 66.23%
2025#1 2025年3月14日 1,043名 712名 68.26%
2025#2 2025年9月19日 1,039名 730名 70.26%
2026#1 2026年3月13日 1,317名 911名 69.17%

累計合格者数もあわせて発表されており、2024#2時点で8,485名、2025#1時点で9,197名、2025#2時点で9,927名、2026#1時点で10,838名です。E資格は2026年第1回で累計1万名を超えた段階の資格、という位置づけになります。

なお、2026年第2回(2026年8月28日〜30日実施)の結果は、2026年9月時点でJDLAから発表されていません。過去の例では試験のおおむね3週間後までに受験者へ結果が通知され、その前後にリリースが出ています。最新の回の数字はJDLAのE資格新着情報で確認してください。

合格率7割の読み方|分母が「認定プログラム修了者」に絞られている

合格率を難易度の指標として使うときは、分母に誰が入っているかを見る必要があります。E資格の受験資格は、JDLAの公式ページで「JDLA認定プログラムを試験日の過去2年以内に修了していること」と定められています。つまり、受験者は全員が数十時間規模の講座を修了した人です。

図解: 合格率7割の読み方|分母が「認定プログラム修了者」に絞られている
図解: 合格率7割の読み方|分母が「認定プログラム修了者」に絞られている

比較として、受験資格の制限がないG検定は、2026年第2回で12,027名が受験し9,265名が合格(合格率77.04%)と発表されています。同じJDLAの資格でも、E資格の1回あたり受験者数は1,000名前後で、規模が1桁違います。E資格の約7割という合格率は「受験者の10人に7人が受かる」ではなく、「講座を修了して試験にたどり着いた人の10人に7人が受かる」と読むのが正確です。

逆にいえば、講座を修了せずに市販書だけで挑むという選択肢はありません。受験資格そのものの条件と費用はE資格の受験資格と費用の記事で詳しく扱っています。

合格ラインは公表されていない|分野別得点率から読めること

「E資格は何割取れば合格ですか」という質問はよく見かけますが、2026年9月時点で、JDLA公式サイトにE資格の合格基準(合格ライン)の記載は確認できません。公式に確認できるのは次の2つです。

図解: 合格ラインは公表されていない|分野別得点率から読めること
図解: 合格ラインは公表されていない|分野別得点率から読めること
  • JDLAのよくある質問に「分野別の得点率については、試験サイトにご登録いただいたメールアドレス宛に結果発表と併せてお知らせいたします」とあり、個人には分野別得点率が通知されること。
  • 結果発表のリリースに、その回の受験者全体の分野別平均得点率が載ること。

2026年第1回の分野別平均得点率は、応用数学60.48%、機械学習59.91%、深層学習60.74%、開発環境79.46%と発表されています。2024年第2回は応用数学59.89%、機械学習58.07%、深層学習56.03%、開発環境68.50%でした。いずれの回も、開発環境の得点率が他分野より高く、応用数学・機械学習・深層学習は60%前後に集まっています。

ここから言えるのは「合格ラインが何割か」ではなく、合格者を含む受験者全体でも、応用数学・機械学習・深層学習は6割前後しか取れていないという事実です。ネット上には「合格ラインは6割程度」といった記述もありますが、JDLAが公表した値ではないため、この記事では断定しません。得点率を見積もって逆算するより、平均が低い3分野を落とさない作りにするほうが確実です。

E資格の難易度を作っている3つの構造

E資格が「難しい」と言われる理由を、試験の事実に分解すると3つに整理できます。

図解: E資格の難易度を作っている3つの構造(受験までの流れ)
図解: E資格の難易度を作っている3つの構造(受験までの流れ)

1. 受験までに認定プログラムの修了が必要(時間と費用が先に発生する)

受験資格は試験日の過去2年以内の認定プログラム修了です。JDLAは認定プログラムのページで、シラバスを1〜2年に1度見直しているためこの2年の制限を設けている、と説明しています。申し込んだ日から勉強を始められる試験ではなく、講座の受講期間を計画に組み込む必要があります。

2. 出題が広く、実装まで含む

JDLAの公式ページによると、E資格は試験時間120分、多肢選択式の知識問題100問程度で、シラバスの範囲は数学的基礎、機械学習、深層学習の基礎、深層学習の応用、開発・運用環境にわたります。2026年第2回からは改定後のシラバスが適用され、JDLAは変更をキーワードの見直しが中心と案内しています。改定の有無は受講する講座がどちらのシラバス対応かに直結するため、申込前に確認してください。

3. 1年に2回しかない

2026年の実施は第1回が2026年2月20日〜22日、第2回が2026年8月28日〜30日です。受け直しの機会が半年に1回なので、認定プログラムの修了時期がずれると次の回まで待つことになります。ただしJDLAのよくある質問では、修了後2年以内であれば講座を受け直さずに再受験できると案内されています。

難易度に合わせた学習の進め方(目安)

以下は、JDLAが公表している試験仕様と分野別平均得点率から組み立てた進め方の型です。必要な勉強時間はJDLAが公表していないため、ここでは時間数を断定しません。

  1. 試験日を先に決める:受けたい回の試験日をJDLA公式で確認し、そこから逆算して認定プログラムの修了期限を置きます。修了が試験日の2年以内に収まるかが最初のチェックです。
  2. 応用数学を先に埋める:分野別平均得点率が低い分野は後回しにすると間に合いません。線形代数・確率統計・情報理論の基礎を、講座の深層学習パートに入る前に片づけます。
  3. 機械学習と深層学習は「用語の暗記」で止めない:平均得点率が6割前後で並んでいる分野です。手法名だけでなく、どの前提でどう振る舞うかまでを言葉で説明できる状態を目標にします。
  4. 開発環境は落とさない:直近の回で平均得点率が他分野より高い分野です。ここを取りこぼすと全体の帳尻が合いにくくなります。
  5. 認定プログラムの修了課題を締切直前に残さない:修了できなければ受験申込に進めません。試験勉強と修了要件は別のタスクとして管理します。

教材は、受講する認定プログラムの指定教材と、JDLA公式のシラバスを起点にするのが基本です。特定の講座や研修会社の効果をこの記事で比較・推奨することはしません。事業者の一覧はJDLAのE資格認定プログラム事業者一覧で公開されています。

よくある失敗

  • 合格率だけ見て「受かりやすい」と判断する:分母が認定プログラム修了者に限られています。受験資格のないG検定の合格率と同じ物差しで並べられません。
  • 「合格ラインは◯割」という出所不明の数字で計画を立てる:2026年9月時点でJDLAは合格基準を公表していません。目標は得点率ではなく分野の穴を残さないことに置きます。
  • 講座の修了期限を見落とす:修了から2年を過ぎると受験資格が切れます。転職や異動で受験を先送りするときに起きやすい失敗です。
  • シラバスの版を確認せずに講座を選ぶ:2026年第2回から改定シラバスが適用されます。どの回を受けるかで対応すべき版が変わります。
  • 会社の負担範囲を決めずに進める:受験料と受講料は別勘定です。企業として進める場合の整理は企業がG検定・E資格を社員に取らせるときの進め方で扱っています。

よくある質問(FAQ)

Q1. E資格の合格率は毎回どのくらいですか

JDLAの発表値では、2024年第1回が72.61%、2024年第2回が66.23%、2025年第1回が68.26%、2025年第2回が70.26%、2026年第1回が69.17%です(2026年9月時点)。回ごとの上下はありますが、直近5回はいずれも66%台〜72%台に収まっています。

Q2. 何点取れば合格ですか

2026年9月時点で、JDLAはE資格の合格基準を公式サイトで公表していません。受験後に分野別の得点率が本人へメールで通知される、という案内のみが確認できます。合格ラインを前提にした学習計画は立てられないと考えたほうが安全です。

Q3. 受験料はいくらですか

JDLA公式ページによると、一般33,000円、学生22,000円、JDLA正会員・賛助会員27,500円(いずれも税込)です。これとは別に、受験資格を得るための認定プログラムの受講料がかかります。受講料は事業者ごとに異なり、JDLAは公表していません。

まとめ

E資格の合格率は、JDLA発表で2026年第1回が69.17%。直近5回は66%台〜72%台で安定していますが、この数字は認定プログラムを修了した1,000名前後の受験者の中での割合です。合格基準は2026年9月時点で公表されていないため、「何割取れば受かるか」ではなく、平均得点率が6割前後にとどまる応用数学・機械学習・深層学習をどう埋めるかで計画を立てるほうが現実的です。まずは受けたい回の試験日を確認し、認定プログラムの修了が間に合うかどうかから逆算してください。

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本記事の数値は、JDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)が公表しているニュースリリースおよび公式ページに基づき、2026年9月7日に確認したものです。試験日程・受験料・シラバスは変更される場合があるため、申込前に必ず主催団体の公式ページをご確認ください。AI資格ナビは主催団体とは関係のない非公式の情報サイトです。合否や個別の受験判断について保証するものではありません。

文責:AI資格ナビ編集部

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