データサイエンティスト検定 リテラシーレベル(以下、DS検定★)を一般価格で1回受けるための受験料は11,000円(税込)、協会が掲載している公式リファレンスブックの定価2,860円(税込)を足すと13,860円が実質的な下限です。ここに対策講座を足すかどうかで総額は大きく動き、一般社団法人データサイエンティスト協会(以下、協会)の対策講座ページに載っている8件の公開価格は、1,200円(税込)から110,000円(税込)まで開きがあります。
この記事は、2026年9月8日時点で協会・出版社・各講座事業者が自分のサイトで公開している価格だけを並べたものです。「相場」を独自に推計したり、特定の会社を「おすすめ」と書いたりはしません。価格の出どころと、価格ページで自分が確認すべき点をお伝えします。
結論:DS検定★の費用は3層に分けて考える
費用は次の3層に分かれます。下2層は必須、いちばん上は任意です。

- 第1層:受験料(必須)— 一般11,000円/学生5,500円/大学会員学生4,400円(いずれも税込)。協会サイトでは税抜(10,000円/5,000円/4,000円)で表示されています
- 第2層:教材(実質必須)— 協会が掲載する参考書籍は2冊で、定価は2,860円と2,640円(いずれも税込)
- 第3層:対策講座(任意)— 協会の対策講座ページ掲載の8件で、公開価格は1,200円〜110,000円(税込)。価格を公開していない項目もあります
この記事の対象読者は、DS検定★の受験を検討していて予算を先に把握したい社会人・学生と、社員に受けさせる費用を見積もりたい人事・研修担当の方です。今日やることは、第1層と第2層(合計13,860円)を確定させ、第3層が自分に必要かを次の章の判断軸で決めることです。
試験そのものの難易度感を先に知りたい方は、データサイエンティスト検定の難易度と合格率を先にご覧ください。費用の判断は、合格率と自分の前提知識をセットで見ないと決まりません。
第1層:受験料は協会公表の3区分(税抜と税込の両方を押さえる)
協会の「DS検定®★とは」ページに掲載されている受験料は、次の3区分です(税抜表示)。

- 一般:10,000円
- 学生:5,000円
- 大学会員学生:4,000円
大学会員学生については、協会ページに「データサイエンティスト協会の大学・研究機関・自治体会員に入会いただいている大学に在籍している学生向けの割引価格です。」と注記があります。自分の大学が該当するかどうかは、申し込み前に大学側か協会に確認してください。
一方、実際に申し込む試験運営会社(CBT-Solutions)の受験者ポータルでは、同じ金額が税込表示で掲載されています。一般11,000円、学生5,500円、大学会員4,400円で、いずれも10%消費税込との記載です。協会ページの数字だけを見て予算を組むと、10%ぶん足りなくなります。ここが最初のつまずきどころです。
受験料以外にかかる可能性のあるお金
受験料のほかに、次の2つを見込んでおくと安全です。
- キャンセル・変更の手数料:協会のFAQには「受験日・会場の変更キャンセルは、マイページより受験日の3日前(例:受験日が10日の場合は7日)まで可能です。受験日の2日前からは変更・キャンセルが一切できかねます。なお、入金後のキャンセルは手数料が発生します。」と記載されています。手数料の金額は試験運営会社側の案内に従います
- 再受験の受験料:協会FAQは「できません、試験期間中は1回のみの受験となります。」としています。不合格なら次の回に再度申し込むことになり、受験料はもう一度かかります
協会が公表している直近5回(第8回〜第12回)の合格率は約42%〜約45%です。「1回で受かる前提」で予算を組むのは、公表値から見て楽観的です。予算に余裕があるなら、受験料を2回分(一般なら22,000円・税込)見ておくのが現実的な組み方といえます。
第2層:教材の費用は公式書籍2冊の定価で確定する
協会の「DS検定®★対策講座・書籍」ページに掲載されている参考書籍は、2026年9月8日時点で次の2冊です。定価は出版社ページで確認しました。
- 最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック 第4版(技術評論社/2026年6月9日発売/A5判416ページ):定価2,860円(本体2,600円+税10%)。スキルチェックリストver.6対応
- 徹底攻略データサイエンティスト検定問題集[リテラシーレベル]対応(インプレス/2022年4月21日発売):2,640円(本体2,400円+税10%)。電子版も同額
2冊そろえると5,500円(税込)です。ここで注意したいのが版と試験範囲のずれです。協会は2026年4月10日のお知らせで、第13回(2026年6月実施)から「スキルチェックリストver.6」に基づき試験範囲を一部変更したと発表しています。公式リファレンスブックは第4版がver.6対応と明記されている一方、問題集の発売は2022年4月で、範囲変更より前の書籍です。安いからと古い版を買うと、変更部分をカバーできません。中古で第3版以前を買う場合も同じ注意が必要です。
どの順番で読むかはデータサイエンティスト検定の勉強法で扱っています。教材を買う前に、出題範囲のどこを埋めたいのかを決めておくと無駄買いが減ります。
第3層:協会掲載の対策講座8件の公開価格
協会の対策講座・書籍ページには「本ページ記載の対策講座は当協会が監修を行っています。」との記載があり、2026年9月8日時点で8件が掲載されています。以下は、その8件の各社サイトに公開されている価格を並べたものです。事業者名は協会ページの記載に合わせています。金額の税表記は各社サイトの表記どおりに写しています。
| 講座名(協会掲載) | 事業者(協会掲載) | 公開価格 | 形式・期間 |
|---|---|---|---|
| DS検定リテラシーレベル対応アプリ | 株式会社スキルアップNeXt | 1,200円(税込)・買い切り | スマートフォンアプリ |
| DS検定リテラシーレベル対応データサイエンティスト基礎講座 | 株式会社スキルアップNeXt | 無料(講座資料+模試セットは8,800円/1名・税込) | eラーニング |
| DS検定対策講座 | 株式会社ディジタルグロースアカデミア | 9,900円/人(税表記の記載なし) | eラーニング/10時間49分・視聴6か月 |
| <eラーニング>AI・データサイエンス基礎 | 株式会社日立アカデミー | 18,700円(税込) | eラーニング/標準学習時間6時間 |
| DS検定対策講座 | 株式会社GRI | 24,800円(税抜)/27,280円(税込) | オンライン/約7.5時間・視聴180日 |
| 全人類がわかるDS検定対策講座 | 株式会社AVILEN | 29,700円(税込) | オンライン/受講開始から12か月後の月末まで |
| データサイエンティスト検定 最強の合格講座 | 株式会社GRI | 59,800円(サイト表記は税込) | 講義動画 約9.5時間・演習・模擬試験 |
| ゼロから始めるデータサイエンス〜DS検定リテラシーレベル対応講座〜 | CTCテクノロジー株式会社 | 110,000円(税込) | Liveオンライン研修/2日間(9:30〜16:30) |
この表は価格の安い順に並べただけで、順位や優劣を示すものではありません。形式(アプリ/eラーニング/講師が付く2日間研修)がまったく違うため、金額だけを横に比べても意味がないからです。1,200円のアプリと110,000円のLiveオンライン研修は、買っているものが別物です。
なお、いずれの講座にも受験料は含まれていません(各社ページに受験料込みの記載はありません)。講座費用に加えて第1層の受験料が別途かかります。
「おすすめの会社は?」に価格ページで自分が答える4つの確認点
「どこの講座がおすすめですか」という質問には、当編集部は特定の社名で答えません。利害のない立場で公開情報を並べることを方針にしているためで、そもそも前提知識と締切が人によって違う以上、他人が決められる問いではないからです。代わりに、講座ページを開いたときに確認すべき点を4つに絞ります。

- 対応バージョンはver.6かver.5か。第13回(2026年6月実施)からver.6に基づく範囲変更が入っています。ページ内に「ver.5対応」と明記されている講座は、変更部分が反映されていない可能性があります。実際、上の表の講座のうち、講座名に「スキルチェックリストver.5対応版」と付記しているものがあります
- 税込か税抜か。同じ「24,800円」でも税抜なら支払いは27,280円です。表記のない価格は問い合わせて確定させてください
- 視聴期限・受講期間。180日、6か月、12か月と幅があります。次の試験回まで届く長さかを、申込期間から逆算して確認します
- 模試が付くか、別売りか。無料の講座でも、資料と模試のセットが別料金(8,800円・税込)になっている例があります。「無料」の範囲がどこまでかを見てください
そのうえで、講座を使うかどうかの向き・不向きは次のように分けられます。
- 講座が向きやすい人:統計・データベースの学習が初めてで、独学だと何から手を付けるか決められない人。締切が決まっていて学習計画を自分で引く時間がない人。会社が費用を負担する人
- 書籍中心で足りやすい人:業務でSQLや表計算を日常的に使っている人、大学でモデルカリキュラム相当の科目を履修済みの人、過去に統計系の資格を学習した経験がある人。この場合、第1層と第2層の13,860円で完結する余地があります
費用でよくある失敗
- 協会ページの税抜表示のまま予算化する:一般10,000円で申請したら、決済は11,000円だった、という食い違いが起きます。稟議は税込で出します
- 1回で受かる前提で組む:直近5回の合格率は約42%〜約45%です。落ちた場合、次の回まで待って受験料を再度払うことになります
- 安い旧版の書籍を選ぶ:中古やセール品には範囲変更前の版が混ざります。第4版はver.6対応と明記されていますが、それ以前の版は明記されていません
- 講座を先に買ってしまう:協会は模擬問題を無料で公開しています。まず模擬問題を解いてから、自分に足りない層を買うほうが総額は下がります
- キャンセル期限を見落とす:受験日の2日前からは変更・キャンセルができず、支払った受験料がそのまま損失になります
企業が社員に受けさせるときの費用の見積もり方
人事・研修担当の方が総額を出すときは、次の順に積み上げると漏れが出にくくなります。
- 受験料 × 人数 × 想定受験回数。協会は団体申込(バウチャー)に対応しており、申込期間は個人申込より1週間ほど早く締め切られます(第14回では個人が2026年10月23日まで、団体が10月16日まで)。団体申込の価格や最低申込枚数は協会サイトに公開されていないため、見積もりは協会・試験運営会社への問い合わせが必要です
- 教材費 × 人数。公式リファレンスブック第4版なら1人2,860円(税込)です
- 講座費 × 人数。上の表のとおり、eラーニングなら1人あたり1万円前後から、講師が付く2日間研修なら1人110,000円(税込)という開きがあります。法人向けに人数割引を案内している事業者もありますが、割引率は公開されていないため問い合わせが前提です
- 学習時間の人件費。標準学習時間6時間の講座もあれば、2日間拘束の研修もあります。受講中の稼働も費用として計上しておくと、社内での比較がぶれません
複数資格をまとめて検討している場合は、E資格の受験資格と費用もあわせて見ると、資格ごとの費用構造の違い(認定プログラム受講が前提かどうか)が分かります。どの資格から着手するかはAI資格4つの違いと選び方で整理しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. DS検定★の受験料は結局いくらですか
2026年9月8日時点で、税込の支払額は一般11,000円、学生5,500円、大学会員4,400円です。協会サイトは税抜(10,000円/5,000円/4,000円)で表示しているため、数字が2種類見えますが、同じ金額の税抜表示と税込表示です。
Q2. 無料で対策できる範囲はどこまでですか
協会は模擬問題を無料で公開しており、出題範囲(スキルチェックリスト)も無料で閲覧できます。また協会掲載の講座のうち1件は本体が無料で提供されています(資料+模試セットは8,800円・税込の別料金)。ただし試験そのものは有料で、受験料の免除制度は2026年9月8日時点で協会サイトに確認できません。
Q3. 講座は必ず受けないと合格できませんか
協会は受験資格を設けておらず、指定講座の受講も要件にしていません。講座を受けた人の合格率は公表されていないため、「講座を受けると合格しやすい」と断定できる根拠は2026年9月8日時点で公開されていません。判断材料になるのは、公開されている合格率(直近5回で約42%〜約45%)と、模擬問題を解いた自分の手応えです。
まとめ
- 必須費用は受験料11,000円(税込・一般)+公式リファレンスブック2,860円=13,860円。協会サイトは税抜表示なので税込で予算化する
- 協会掲載の対策講座8件の公開価格は1,200円〜110,000円(税込)。形式が違うため金額だけの比較は成立しない
- 講座ページでは「対応バージョン」「税込か税抜か」「視聴期限」「模試が別売りか」の4点を確認する
- 直近5回の合格率は約42%〜約45%。落ちれば次回の受験料が再度かかる前提で組む
金額はいずれも2026年9月8日時点で各社が公開している値です。申し込み前に、必ず協会と各事業者の公式ページで最新の価格をご確認ください。
あわせて読みたい
参照した公式ページ
- DS検定®★とは(一般社団法人データサイエンティスト協会)
- DS検定®★対策講座・書籍(同)
- 過去実施結果(同)
- データサイエンティスト検定 リテラシーレベル(CBT-Solutions 受験者ポータル)
本サイトは、一般社団法人データサイエンティスト協会をはじめとする各試験の主催団体とは関係のない、非公式の情報サイトです。掲載している価格・日程・出題範囲は2026年9月8日時点で各公式サイトに公開されていた内容にもとづきます。変更される場合がありますので、お申し込み前に必ず公式サイトでご確認ください。特定の講座・教材の効果や、特定の事業者を推奨するものではありません。
AI資格ナビ編集部